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新和中学校1年生の福祉体験学習

2019.7.6 - []

7月3日(水)、4日(木)の2日間、新和中学校1年生20名がサンタハウス弘前で福祉体験を行いました。
①座学(介護施設とは、お年寄りの特性や接し方、働く職員について、ケアの内容等)
②奉仕活動
③交流
④体験(心肺蘇生とAEDの操作、車いすの操作)
の4項目について実施しました。

奉仕活動では居室や車いす等の清掃を行いました。タイヤの溝はハブラシを使い、丁寧に磨き上げてくれました。

心肺蘇生とAED操作体験では、強く、早く、絶え間なくを合言葉に胸骨圧迫。人工呼吸が難しかったようですが、みんながんばって息を吹き込んでいました。
AEDの操作も音声の通りにするだけなので、とても簡単です。また、始めは胸骨圧迫もAED操作も一人でやっていたのですが、徐々に「それは大変だ」ということがわかったのか、胸骨圧迫する人、AED操作する人、と役割分担しはじめたのも印象的でした。胸骨圧迫も「交代するよ」と30回ずつ替わって、それぞれが気づいて動き始めたのはすごいなと感心しました。時間があったので何度も練習ができました。

車椅子体験では、介護職員の平山さんの指導のもと、まずは自分で操作してみました。「どうやって曲がるの?」「思ったところにいかない」など上手く操作できないことで、お年寄りはもっと疲れているのでは、と感じたそうです。

また、後ろの人に押してもらう時に、声をかけずに急に押すとびっくりしてしまうということで、必ず声をかけ、ゆっくり歩くということも学びました。上手におじいちゃん、おばあちゃんになりきっていました。

交流では、ダンス、歌、紙芝居、カルタ、福笑い、風船バレーなど、生徒さんらが工夫して考えた出し物を披露。入居者様はとても楽しんでいました。

初日の朝は緊張した表情でやってきた生徒さん達でしたが、終わるころには常に笑顔が見られました。
いただいた感想から「いろんな職種の人がいてやりがいのありそうな仕事もあった」「職員もお年寄りも笑顔で楽しそうでした」「またいろんな活動をした時、今みたいに喜んでもらえるようにしたい」など、実りある2日間だったことが伺えます。
職員も生徒さんから元気をもらいました。

※写真はすべて許可を得て撮影、掲載しています。

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