約6年ぶりに地元へ
弘前豊徳会は東日本大震災被災地支援を行っています。
震災から8年以上経過していますが、地元の介護施設では人手不足や施設不足の問題が解消されず、施設に入りたくても入れないといった高齢者がおり、現在でも入居相談の電話があります。
介護度が重度の方ほど、医療・介護の体制が整っている施設は順番待ちの状態です。入居を待ち望む本人に良いケアを提供するためにも、また介護するご家族の不安を取り除くためにも、遠くの施設でいいから早く入居したいという要望にサンタハウス弘前は応えてきました。
地元から遠く離れた青森県へ来て、そのまま暮らしていく方、帰ることが叶わず亡くなる方、地元施設の入居順番が来るまでひたすら待つ方など、サンタハウス弘前にはこれまで約180名の方が入居し、現在約70名が暮らしています。
この方(Kさん)は平成25年に岩手県大槌町からやってきました。この度、約6年ぶりに地元に帰れることになりました。
10月16日(水)、社会福祉法人堤福祉会(大槌町)の職員の方が、ご家族様と一緒に迎えにきました。Kさんは特別養護老人ホームゆーらっぷへ入居します。
職員と涙のお別れでしたが、写真を撮る時はばっちり笑顔になってくれました。
カメラを向けると必ずピースしてくれたKさん。お元気で!