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「食べる+学ぶ+歩く」五感で弘前体験

2019.12.2 - []

11月30日(土)、サンタハウス弘前公園で、弘前の郷土料理や歴史を知る講座が開かれました。
(この事業は弘前版生涯活躍のまちモデル事業の一環で、弘前市と連携して行われました)

まずは弘前市を「食べて」知る。津軽あかつきの会の皆様による、津軽の郷土料理がふるまわれました。
ごままんま、大鰐もやしのみそ汁、さめなます、イガメンチ、人参子和え、ねぎ酢みそ和え、ねりこみ…デザートにうんぺいもついて、12品目がそろったお膳が運ばれました。
しっかり味がついてるのにしょっぱくない、とてもやさしい味。「昔よく食べたなぁ」「この魚についてるお味噌はばっけだべか?今は作るのがめんどうだよの。手がこんでるのぉ」この講座で初めて会った方同士でおしゃべりがはずみます。食べる前に写真ばしばし撮ってます。

あかつきの会の方から作り方を聞いている方もいました。
サンタハウス弘前公園の職員のなかにも「おばあちゃんが作ったの食べた事ある」「ばっけみそ初めて食べた」という若い声が。「ねりこみは甘いね」と言うと参加者様が「甘く作るんだ、昔お祝いの時とかに出だのよ」「んだ、結婚式で食べたな」と答えてくれる場面もありました。

次は「学んで」知る。
お話していただいたのは観光ボランティアガイドの花田さん。
世界の中の弘前、日本の中の弘前、青森県の中の弘前、と地図を頭に思い浮かべながら弘前の位置を確認。そして縄文時代から現在の弘前ができた歴史について話していただきました。
花田さんの語り口が面白いです。弘前が学都となった経緯、そして英語教育導入の折、外人教師を招いた影響でさまざまな洋館が建てられたのです。

そして最後は「歩いて」知る。
「学んで」知る講座の中で、洋館ができた経緯について話していただきましたので、実際に花田さんと見に行きました。旧東奥義塾外人教師館、旧市立図書館、青銀記念館へ。すべて、会場のサンタハウス弘前公園から徒歩5分圏内にあります。
寒い中でしたが皆さん元気に歩いていかれました。
弘前にずっと住んでても中に入ったことがない、という方もおりましたので良い機会になりました。
花田さんもおっしゃっていましたが「知りたかったことを知れた時が嬉しい」の言葉通り、知的好奇心を刺激されて外に出た気がします。まさに弘前を五感で体験できました。

この講座は来年も企画しています。

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