研修★介護現場の隠れたリスク
2020.2.14 - [セミナー・研修]
2月13日(木)と14日(金)、介護現場の隠れたリスクについて研修をしました。
介護事故事例を見ながら、なぜ起こったのか、防止するにはどうしたらよいかを考えました。
講師は職員総合教育研修室の柳田一男室長です。
介護現場で起こり得る「利用者様の事故」「財物の紛失・破損」
「介護職員の事故」について具体的な例を見ながら、
防止策について考えました。
①利用者様の事故…転倒によるけが、食事中のむせ込みなど
②財物の紛失・破損…補聴器の紛失や水没、忘れ物、利用者様所有物の破損など
③介護職員の事故…移動中の車の事故、過信・もしくは経験不足からの腰痛、転倒によるけがなど
いずれも、介護に集中し周囲への注意が薄れた時や慌てている時に発生します。
例えば…
【事例】
雨が降ってきたので、急いで帰ろうとしたところ車いすが石にぶつかって前のめりになり、
利用者様が車いすから転落してしまった!
【事故防止に向けて】
・どんな時でも車いすのハンドグリップをしっかり持つ
・車いすはスピードが出ると怖いもの。慌てずにゆっくり進む
・進行方向(道)の状況を確認する
・事前に天気予報など確認し、天候の変わりそうな日や時間帯を避ける
事故を防ぐためには、心の余裕が大切です。
また、再発防止のために、事故報告・ヒヤリハット報告と
それをもとにした事故原因の分析、職員間での共有が大切ですね。
このような研修で、事故事例を改めて見ることも注意喚起につながります。
利用者様も職員も事故なく安心して過ごせるよう努めていきたいですね。