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研修★高齢者に多い消費者トラブルとその対処法(第二包括主催)

2020.2.19 - []

2月18日(火)、弘前市第二地域包括支援センター主催で地域包括支援ネットワーク研修を行いました。
テーマは「高齢者に多い消費者トラブルとその対処法」。
講師は青森県消費生活センター 教育啓発課の前田裕之さんです。

民生委員の方や居宅介護といった介護従事者約30名が参加し、研修では主に
特殊詐欺の内容と被害防止対策について、前田さんの説明とともに
消費者協会の市民講師ボランティアの方々の寸劇で学びました。
みなさんの寸劇が上手すぎて、引き込まれてしまいます!

2018年度青森県消費生活センターに寄せられた特殊詐欺に関する相談件数は1,946件、
うち65歳以上の方からの相談は952件になります!

では、なぜ高齢者の方がターゲットとなるのでしょうか?
それは3K「孤独」「お金」「健康」への不安からだと言われます。

高齢者の方を特殊詐欺から守るには孤独にさせない、寄り添う言葉がけが大事だと前田さんは言います。
家を訪ねた時、会話をしている時、地域で見かけたとき「あれ?」と思ったら

「本当に使用できますか?」

「誰にでも起きることですよ。心配しないで。」

「解決方法を一緒に考えましょう」
と声をかけてくださいとのことでした。

 

最後に「あなたは大丈夫? だまされやすさ心理チェック☝」
~あなたが当てはまる項目はありますか?~

①自分のまわりにあまり悪い人はいないと思う

②相手に悪いので人の話を一生懸命聞く方だ

③たまたま運の悪い人がトラブルにあうのだと思う

④知人から「効いた」「良かった」と聞くと、やってみようと思う

⑤有名人や肩書きのある人の言うことはつい信用してしまう

⑥人からすすめられると断れない方だ

⑦迷惑をかけたくないので家族にも黙っていることがある

⑧実際、身近に相談できる人があまりいない

⑨しっかり者だと思われたい

 

当てはまる項目が多いほど、消費者トラブルにあう危険度が高い傾向にあります。
特に、①~③に当てはまる人は「トラブルに対して危機意識がうすい」、
④~⑥に当てはまる人は「だまされているのに気づかない」、
⑦~⑨に当てはまる人は「だまされたとき一人で抱え込んでしまう」傾向があります。
あなたは、あなたがかかわっている高齢者の方はいかがでしたか?

高齢者の方とのかかわり合いの中で兆候を見逃さず、消費者トラブルから守っていきましょう!
「困ったな」「おかしいな」「あやしいな」と思ったら
消費者ホットライン「188(いやや)」にすぐ相談!
前田さんありがとうございました!

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