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研修★平成31年度(令和元年度)採用職員1年目研修

2020.3.13 - []

3月12日(木)、今年度4月に入職した職員を対象とした「1年目研修」を行いました。新規採用職員向けの研修としては最後の“まとめ”の研修となります。

前半は、「Yes,Andで実践するチームビルディング&ブレインストーミング」について、ワークショップを通して学びました。講師は、サンタハウス弘前公園の阿保英樹施設長です。

“Yes,And”とは、Yes=相手のアイディアを受け容れAnd=自分の考えを加えて返す、コミュニケーションのうえで必要な姿勢です。

まずは「なんだし?ゲーム」で“Yes,And”を実践。全員で輪になり、スタートの人は身振り手振りでプレゼントの形を表しながら「はい、これ、なんだし?」と隣の人に渡します。受け取った人はそれに対して一言添えて隣の人に渡します。

「はい、これ、なんだし?(丸いジェスチャー)」→「わぁ、これ、あざらしのぬいぐるみだし?」→「ピンクだし?」→「あなたにこの色似合いそうだし?」…と渡されたものを否定することなく受け取り、どんなプレゼントかを付け加えて隣の人に渡します。輪を一周したら終了です。

次に「解決理事長ゲーム」で、ピンチをチャンスとしてポジティブに変換する考え方を実践しました。なかなか貫禄のある「理事長」にトラブルを抱えた職員がやってきます。
職員A「理事長、大変です! 大雪で駐車場が大変なことになってます!」
理事長「それは、ちょうどいい!」
職員A「ええっ⁉」
理事長「職員全員で雪かきすれば運動にもなる!」
職員A「さすが理事長! しかも健康診断が近いからダイエットにもなりますね!」
…というように、
さまざまなピンチをポジティブにとらえ、チャンスに変換する考え方を実践しました。
最後は「ブレインストーミング」。3班に分かれ、「働きたくなる介護の職場」をお題にそれぞれアイディアを出し合いまとめます。批判や結論を出すのではなく、便乗でも良いのでどんどんアイディアを出すこと、時間を決めてその中でまとめることが大切です。

互いの考えを受け容れ、アイディアを出し合えるチーム(組織)はどんどん成長していきます。最後に阿保施設長から「Yes,Andの精神で取り組み、弘前豊徳会のこれからを担う人材と成長してください」と励ましの言葉で第一部は終了しました。

 

第二部は、一人立ちを理解することをテーマに、自分の成長・変化を感じながら今の状況を受け止め、2年目に向けて必要なことを学びました。講師は、職員総合教育研修室の柳田一男室長です。

まずは、事前にとったアンケートの回答から、入職から1年経とうとしているみなさんの状況をみてみました。各々が成長や変化を感じる反面、自分に足りないものを改めて認識しているようで、柳田室長からは「自分が足りないと感じていること、求められていると感じていることは、今後の目標・課題として取り組んでいってください」とエールが送られました。

次に、介護施設の現場では「チームワーク」が大切というお話。では、チームワークを作るうえで大切なことは何でしょうか? それは、介護士・ケアマネ・看護師・など職員だけではなく、利用者様・入居者様やその家族も一緒に目標(例えば、杖で歩けるようになり、自宅へ帰りたいなど)に向けて取り組むこと「報告・連絡・相談」で情報を共有することです。

そして、「利用者様の立場」を考えて介護することが大切です。「利用者様のため」という職員側の発想だけではなく、利用者様の背景・立場を理解することが大切だということでした。

まもなく後輩となる新年度の新規採用職員が入職してきます。

今日そしてこれまでの研修で学んだことを忘れず、自分が培ったことを後輩に伝え、これからも成長する気持ちで、新年度も取り組んでいきましょう。

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