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研修★介護基礎技術~応用編~

2020.6.19 - []

6月18日(木)、介護基礎技術の研修を行いました。講師は、介護老人保健施設「サンタハウス弘前」ユニット統括リーダーの中嶋洋平さんです。今回は「応用編」ということで、前回の研修(4月に行った「起居移動介助」についてはコチラ)で学んだポイントを踏まえながら、右側がマヒしている利用者様を想定し、ベッドと車いす間の移乗を実践しました。

ポイントは大きく3つ。
・利用者様の安全
・自分の体への負担を減らす
・利用者様ができることはやってもらう

一人ひとり実践する中で、参加者が講師から指摘されたポイントをまとめました。

右側がマヒしている方のベッドから車いすへの移乗
まずは声掛け、利用者様の状態をチェック
車いすをベッドの近くへ
車いすよりもベッドが高いか確認
ベッドに車いすが近すぎると、高さを調節する際ぶつかることもあるので注意
利用者様の靴が移乗介助の邪魔になるところにあればよせる
左手を使って右手をおなかの上へ組んでもらう
膝を曲げる際は、左足を右足の下に組んでもらう
体の左側を下にして横向きにする(膝をまず倒すと上半身もついてくる)
体を起こしながら、おしりを支点に体を回転させ向きを変える
起き上がったら、左手でベッドの柵につかまってもらう
移乗するときは、左手で車いすの手すり(左手側)をつかんでもらう
利用者様の足が床についてない時は、おしりを前に動かし床に足をつける
右側がマヒしている方の車いすからベッドへの移乗
車いすよりもベッドが低いか確認
利用者様の足が床についてない時は、おしりを前に動かし床に足をつける
ベッドの柵に左手でつかまってもらう
移乗後、左足で右足の靴が脱げるようならやってもらう
左足を右足の下に組んでもらう
利用者様を横にする際、車いすが足にぶつかりそうならよせる
利用者様が横になった時の頭の位置を確認
ギャッチアップしたときに苦しい体勢にならないか確認
お腹の上に組んだ腕はほどく
足を組んだ場合は足もほどく
車いすや脱いだ靴をどこに置いたらいいか確認して整理しておく

全体を通して大切なのは、一動作ごとに声掛けをすること! 利用者様にこれから何をするのか伝え、動いたことで具合が悪くなってないか確認し、常にコミュニケーションをとりましょう!
「重心を低くする」「利用者様の体を小さくまとめる」といった基本部分は押さえているものの、細かい部分は忘れがち…緊張からか? 介助の際は、一つ一つ動作や周りを確認しましょう。

最後に中嶋さんからは「細かい気づかいも大切にしてください」とありました。声掛けもそうですが、移乗後ベッドが乱れていたら整えるなど利用者様も面会にいらっしゃったご家族の方も気持ちよく過ごせるよう努めたいですね!

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