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「アクションカード」を使った避難訓練~サンタハウス弘前公園~

2020.6.26 - []

6月24日(水)、サンタハウス弘前公園にて避難訓練を行いました。平成27年度に行われた研修会を基に、「アクションカード」を用いた方法で、サービス付き高齢者向け住宅入居者様、デイサービス利用者様、職員が参加して行いました。

「アクションカード」とは…
災害時の対応方法を分かりやすく提示して、進捗状況の管理と先読み行動を提供するカードで、災害時の役割(初期消火、避難誘導、通報)に合わせた行動がそれぞれ1枚にまとめてあります。「誰が」「何を」「どの順番で」やるかが端的に書いてあるので、進捗状況や次にすべきことを知ることができるカードです。いざという時すぐ使用できるように分かりやすく、どの職員からも見える場所に設置します。

今回は居室からの火災を想定した避難訓練です。
入居者様から通報を受けた職員は「第一発見者」のアクションカードを手に取り、「『火事だ!』と叫べ!」というカードの指示に従い「〇〇号室の○○さんのところで火事です!」と大きな声でみんなに伝え、入居者様のもとに向かいます。
火事を伝えられた
施設管理者は、「責任者」のアクションカードを取り指示に徹し、各職員に「避難誘導」のアクションカード、施設の配置図、カードキーを手渡します。
各階へ行った職員は「避難誘導」のアクションカードの指示を基に動きます。まずは非常階段前に誘導し、介助なしで歩ける人、支えが必要な人、介助者が2名必要な人の順に避難させます。配置図には入居者様が歩行の際介助が必要かどうかが記載されていて、どの職員が対応しても避難の優先順位が分かるようになっています。
参加者が施設外へ避難して訓練は終了しました。想定よりも順調に避難できたようです。
阿保施設長より、参加してくださった入居者様への感謝の言葉とともに「サンタハウス弘前公園はオール電化という設備上、火災は起きにくい施設です。しかしながら、夜間であれば職員は少なく、いつどの職員がどの役割を担当するか分かりません。入居されているみなさんは介助が必要ない方も多いので、今回の訓練でみなさんも私たち職員も自分がすべきこと・できることを覚えていただけると幸いです。」と講評がありました。
避難訓練の後は、消火器の練習と各階の入居者様に非常階段の鍵の開け方のレクチャーしました。どの入居者様も意欲的に説明を聞き実践。消火器を使ってみて「意外と面倒なものではないのね」と言う方も。

今後もアクションカードを使用したミニ訓練を繰り返し、その結果をもとにカードの内容を改善していきます!

※プライバシーに配慮して、写真を加工しております。

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