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職員全体研修 C型肝炎と介護について~アッヴィ合同会社様~

2020.7.31 - []

7月30日(木)、外部講師をお招きし、全職員を対象にC型肝炎に関する研修を行いました。講師は、アッヴィ合同会社の粕谷正氏です。アッヴィ合同会社は、医療用医薬品の開発、輸入、製造販売をしており、C型肝炎に関しては撲滅に向け受診や治療の促進を精力的に呼びかけているそうです。今回の研修では、C型肝炎についてとその感染予防対策についてお話しいただきました。
C型肝炎とは、C型肝炎ウイルスが肝臓に感染し炎症を起こす病気です。倦怠感や黄疸(おうだん)の症状があらわれますが自覚症状がない場合もあります。放置したままでいると肝硬変や肝がんへ進行する可能性があり、薬を飲んでウイルスを排除する「抗ウイルス療法」で、肝硬変や肝がんのリスクを低下させることができます。
ピアスやいれずみをしたことがある人、大きな手術を受けたことがある人、1992年以前に輸血を受けたことがある人などは感染の可能性が高いと言われています。

ここで、クイズ。C型肝炎の感染について正しいものは次のうちどれでしょう?
①お風呂を介して感染はしない
②皮膚にできた傷は絆創膏やガーゼで覆うと感染予防となる
③歯ブラシ・カミソリを共有しても感染しない
④性交渉で感染することはない

正解は、①、②です。C型肝炎は血液や体液を介して感染します。つまり、血液や体液に直接触れないように注意しなければなりません。傷がある場合は直接触れないように絆創膏などで完全に覆ったり、手袋をしましょう。歯ブラシやカミソリなど出血が伴うことがあるものの共有や、まれに性交渉でも感染します。

感染対策として入居者様の既往歴を把握しておくことは大切ですが、自分のことも知ることが大切です。感染の可能性がある人は、抗体検査を受けてみましょう。青森県および各市町村では無料で肝炎ウイルスの検査を受けられる制度があるので活用しましょう。(条件などがあるので、県や各市町村のホームページなどでご確認ください)
現場では、入居者様と自分を守るためにも病気に対して正しい知識をもって対処することが大切です。感染予防を意識して取り組むことが大切ですね。

粕谷様、ありがとうございました。

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