職員全体研修 メンタルヘルス研修
2020.9.21 - [セミナー・研修]
9月18日(金)、全事業所の職員を対象にメンタルヘルスのセルフケアについて研修を行いました。講師は、職員総合教育研修室 室員の福原智子さんです。
ストレスとは、外部からのストレス要因により身体や心に負荷がかかり、「歪み」が生じることをいいます。ストレス要因としては、光や音、気温といった物理的なもの、たばこやアルコールなどの科学的なもの、細菌・ウイルス・花粉といった生物学的なもの、人間関係や仕事での不安や緊張といった心理社会的なものがあります。ストレス要因を受け続けると身体や心に様々な症状が現れてきます。
介護の仕事は、自身に嫌なことや面白くないことがあってもそれを隠して利用者様・入居者様と関わらなければならないことから、感情疲労がたまりやすいといわれています。
私たちは自身で心身からのサインに気づき、対処していかなければなりません。以下のような不調が現れている人は心が疲れているかもしれません。
①心配事が頭から離れない
②仕事の能率や集中力・意欲の低下
③考えが堂々巡りしてまとまらない
④寝つきが悪い、眠りが浅い
⑤仕事が合わないので辞めたいと思う
⑥他人の評価がとても気になる
⑦気分がふさぐ、楽しくない
⑧疲れやすい
⑨頭痛・めまい・吐き気などの身体症状がある
一時的なものは誰にでもありますが、2週間以上続いたら要注意です。
「心が疲れているかも…」と感じたらどのように対処したらよいのでしょうか。
●肯定的な解釈と表現を心掛ける
●視点を変える
●今当たり前にできていることが幸せなのだと考える(足し算の幸福論)
●精神的に疲れている時は運動て発散し、疲れをため込まない
●ストレス要因から離れる
●食事を楽しむ
●誰かに話す
●笑う(目標は1日100回!)
●泣く
「泣く」ことは強いストレスに効果があるそうです。映画や音楽鑑賞、読書で感動の涙を流すのが良いそうですよ。
介護は人と向き合う仕事なので、自身の心の健康を保つことが大切です。ストレスの無いところはありません。研修で学んだ対処法を活かしながら心身ともに健やかに保ち、利用者様・入居者様と接していきたいですね。