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職員全体研修 インフルエンザ、ノロウイルスの感染対策~株式会社スズケン様~

2020.10.16 - []

10月15日(木)、外部講師をお招きし、インフルエンザとノロウイルスの感染対策について研修を行いました。講師は、株式会社スズケン弘前支店の森知里氏です。株式会社スズケンは医療医薬品や、医療機器などを取り扱っている会社です。

【その1】インフルエンザの感染対策
インフルエンザウイルスは増殖力が強く、1個のウイルスが24時間後には100万個に増えます。感染経路は、飛沫感染と接触感染です。それぞれ以下の手段で感染経路を遮断しなければなりません。

飛沫感染…感染者が咳やくしゃみ、会話をしたときの飛沫(しぶき)が眼や鼻などの粘膜に付着することで感染します。咳やくしゃみの飛沫は約2m飛び、1回の咳で10万個、くしゃみでは100万個飛び出ます。飛沫を遮断するのに有効なのがマスクの着用です。

接触感染…感染者が鼻をかむ、咳やくしゃみを手で覆うと手にウイルスが付着します。その汚染された手でドアノブや水道の蛇口に触れるとそこにウイルスが付着し、そこに触れた他人の手にウイルスが移動します。その手で鼻や目をこする、口に触れることで感染します。この感染経路を遮断するためには、まずは手洗いです。そして、咳エチケットを徹底し、ドアノブなどを消毒すること。消毒には熱水消毒、次亜塩素酸ナトリウム、消毒用アルコールが有効です。

 

【その2】ノロウイルスの感染対策
ノロウイルスは感染力が非常に強く、10~100個のウイルスでも感染します。感染者の吐物に1万~10万個、糞便に10億個含まれると言われ、症状が回復したとしても3~7日間は便中にウイルスが含まれているため注意が必要です。感染経路は、経口感染と接触感染があります。

経口感染…ウイルスが付着した食品を食べる、またはそれを調理した器具で触れたものや感染者が調理したものを食べることで感染します。調理に使用した器具は消毒が必要です。

接触感染…感染者の便や吐物に直接触れる、汚染場所に触れた手で口に触れることで感染します。まずは、手洗い! ノロウイルスの消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効です。近年、消毒用エタノールの有効性も報告されており、次亜塩素酸ナトリウムが適さない金属(ドアノブなど)や木材(テーブルや手すりなど)は2度拭きするとよいと言われるようになりました。

どの感染症の場合も手洗いが大切です。30秒以上かけて流水で洗います。手洗いの際は、指先と指の間、親指を忘れがちなので気を付けましょう。そして、手荒れにも注意が必要です。荒れてめくれた皮膚はウイルスが残りやすいので、手を洗った後はペーパータオルで拭いて手を完全に乾燥させ、ハンドクリームなどでしっかり保湿しましょう。

インフルエンザやノロウイルスは気温が低く乾燥した環境を好むため、冬に流行すると言われています。冬が近づいてきました。ウイルスの消毒方法を今一度確認するとともに、一人ひとり手洗いを心掛け、感染症をシャットアウトしましょう!

森様、ありがとうございました!

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