研修 効果的OJTの進め方
2021.2.27 - [セミナー・研修]
2月25日(木)・26日(金)、「効果的OJTの進め方」というテーマで研修を行いました。入職してから概ね3年以上の中堅職員やリーダーを務める職員など後輩や来年度の新入職員を指導する立場にある職員が参加しました。講師は、職員総合教育研修室 室員の工藤久さんです。
OJT(On the Job Ttaining、オン ザ ジョブ トレーニング)とは現場で上司や先輩が指導役となり、実際の業務を行う中で意図的・計画的・継続的に必要な知識や技能を身につけさせていく教育・訓練法です。サンタハウス弘前でも、即戦力となる職員を育成するためにOJTを実践しています。
研修では、OJTの進め方として「4段階職業指導法」を学びました。Show(やってみせる)→Tell(説明する)→Do(やらせてみる)→Check(評価・追加指導)の手順で訓練し、繰り返しながら精度を上げていきます。
Show やってみせる |
実際の仕事を見せることで、教わる側に仕事の具体的なイメージを持ってもらう。秘訣など出し惜しみしないで教える。 |
Tell 説明する |
その仕事をやる意味や背景も交えながら内容を伝え、教わる側からの質問を受け取る。相手に伝えたことが通じているかも確認する。 |
Do やらせてみる |
教わる側に実際にその仕事をやってもらう。 |
Check 評価・追加指導 |
「Do」の反省点や改善点などを伝えるとともに、「Tell」で教えきれなかった細かなことも教える。 |
OJTで何より大切なのは、教える側の意欲や力量です。
実施前は以下について考え、心構えをしておきましょう。
・OJTを通して自分自身はどのように成長したいか
・どのように指導していくか(目指す職員像、理想の上司)
・何をいつまでに習得させるか
指導中は、後輩が自身で考え、臨機応変に対応できる力がつくよう助けること、より理解度が深まるようイエス・ノーでは答えられない質問をすることなど心掛けて指導しましょう。
後輩の成長には、ダメ出しではなく「ヨイ出し」をする、気持ちや本音を聴く、成長を褒めるなどといった「勇気づけ」も必要です。
教える側としては忙しくて大変に思うこともあるかもしれませんが、後輩がゆくゆくは必要とされる人財となるよう指導していきたいですね。