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エンディングノート書き方セミナー

2021.3.1 - []

2月27日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)にて「エンディングノート書き方セミナー」を開催しました。講師はサンタハウス弘前公園の阿保施設長(一般社団法人終活協議会 終活ガイド上級)です。

エンディングノートとは自分のことや資産のこと、解約しなければならないサービスのことや希望の葬儀方法や供養方法、家族へのメッセージなど自分で書き込んでいくアイテムです。書いておくことで、残された家族は様々な決め事や手続きを進めやすくなります。
エンディングノートを書く上で以下の注意が必要です。
・法的効力はない。(効力を求めるなら遺言で。)
・定期的に(例えば毎年の誕生日)見直す。
・書き直しOK。ただし、書き直した時は日付を記入する。
・書いたことを家族などと共有する。
・保管場所が分かるように知らせておく。

そして、エンディングノートを書く際の3つのポイントは次の3つ。
①1ページ目から書く必要はない
②一度に全て書く必要はない
③全てのページに目を通しておく

セミナーに参加したカメラマン自身は、前からエンディングノートに興味があり、書店などで見たことがあるのですが、読むところが多く字が細かいものや厚みがある物、表紙が立派な物と難しそうで気後れしてしまいました。ところが、今回のセミナーで使用したエンディングノートは薄い! エンディングノートに書きこむ内容を広く浅く網羅しているタイプなのだそう。これをできる時にできるところから書き、書き直ししてもいいなんて、とっかかりやすい! 「エンディングノートは気軽に書いていいんだ(◎_◎)」という印象です。

今回のセミナーでは1時間で一通りどのようなことを書き込むのか見ながら、ちょっと難しい用語については解説がありました。書き込む内容を一通り見てみると、書けそうなところ、書けなさそうなところと色々あります。自分の体のことやかかりつけ医、思い出ややってみたいことは書けそうですが、生命保険の詳細や希望の葬儀・埋葬方法は調べて見ないと書けません。エンディングノートは家族へ自分のことを伝えるアイテムですが、自分自身のことを見つめなおし、きちんと知る機会にもなりますね。

阿保施設長は、昨年ご家族が亡くなった時の、自身の経験談を織り交ぜて話しておりました。「元気だったころは亡くなったらこうしてほしいと言っていたけど、記録として残っているものはなかった。病気や死は突然訪れるもので、その時では本人も家族も心構えや備えができていないまま、対応を求められた。」この話を聞いた参加者のみなさんは、自分自身のご家族が残された時のことを考えてか、共感しうなずく様子が見られました。

今回のセミナー参加者は、終活について興味があり意識しているものの「何からはじめたらいいか」「エンディングノートを書こうと思ったけど、どれを買ったらいいかわからない」と思っている方が多かったようです。
セミナー終了後は、「まずは書けるところからですね」「頭がしっかりしているうちにはじめよう」「今回使用したエンディングノートは、はじめてみるにはちょうどいいんだね」と前向きな気持ちになった方が多かったようです。

※写真はプライバシーに配慮し、一部加工のうえ掲載しています。

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