リモート交流会でミニクッキング
2021.3.9 - [イベント・被災地支援活動・帰郷支援]
3月9日(火)、福島県相馬市、南相馬市の方々とリモートで福島県の食を知るミニクッキングを行い、交流しました。
相馬市・南相馬市からはクッキングを担当する栄養士さんを始め、NPO法人や居宅介護支援事業所など、福祉に携わる方6名(木下さん、愛澤さん(男性)、門馬さん、佐藤さん、清信さん、愛澤さん(女性))が参加。
サンタハウス弘前からは、福島から入居した方8名に加え、岩手・宮城から入居した方16名も福島を味わいたいということで、参加してくれました。
まずは相馬市・南相馬市の近況から。画面の向こうで6名が代わるがわる、この間の地震の状況や、福島県相馬市原町界隈の様子などを話してくださいました。入居者のWさんから「末広にあったあのお店、どうなってますか?」と聞かれ「今、トンカツ屋さんになってます」と応えてくださる場面もありました。
最近、相馬に「相馬復興市民市場 浜の駅 松川浦」が新しくできたことが話題にあがりました。ここでは相馬港で獲れた魚介が揃っているそうです。タコやカレイが並んでいる風景を見せてくださいました。カレイは福島県民のおやつだそうです。「本当だよ。カレイはおやつ」と入居者のAさんが教えてくれました。
シラスと海苔も3時のおやつだね、と会話が弾んだところで、サンタハウス弘前にも相馬のシラスと海苔が登場!
入居者様にも相馬の海産物を味わってほしいと、愛澤さんから贈られたものです。ありがとうございます。
ここでミニクッキングを少々。
シラスと海苔とチーズをまぜまぜ。軽くあぶった餃子の皮にオン。最後にとけるチーズをのせて、ホットプレートで焼きます。相馬市とサンタハウス弘前の両方で同時に作っていきます。
焼いている間に、サプライズで誕生日をお祝いしました。「3月誕生日の方、手を挙げて!」「はーい」
ちょうどなぜか相馬市の方にギターがあったので、参加者全員でハッピーバースデーを歌いました。サンタハウス弘前の職員の手作りケーキも登場しました。
うたい終わるとちょうど焼き上がりです。味付けは何にもいらないです。磯の香りと塩気がたまりません!ユニット中が香ばしさに包まれました。
しょっぱい物の後は甘い誕生日ケーキもしっかり完食。みなさん食いしん坊です。
「楽しかった。おいしかった」「ここで故郷のものを食べれて嬉しかった。またやってほしい」と、入居者様から好評でした。海苔とシラスの香ばしい匂いに故郷を思い出した方も多かったようです。
※この交流会は、「令和2年度福島県県外避難者帰還・生活再建支援補助金」採択事業の一環で実施されました。
※写真は許可を得て撮影・掲載しています。