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介護現場の事故を防ぐためには(事故防止研修)

2021.6.21 - []

6月16日(水)・18日(金)、全事業所の職員を対象に介護現場における事故防止研修を行いました。講師は職員総合教育研修室の柳田室長です。

介護現場での事故で多いものは転倒・転落・滑落です。次いで、誤嚥(ごえん)・誤飲・むせこみとなっています。その他、ドアに体が挟まる、異食などがあります。

事故が起きる要因として
①施設内の不安全状態(使用器具の不具合や事故が起こりそうな物の配置など)
②職員の不安全行動(知識・経験不足、慣れによる危険軽視、不注意、連絡不足、近道・省略行動など)
③利用者様・入居者様自身の認知症による判断力の低下や日常生活動作の低下
があり、これらが複合的に重なることで事故が発生するとされています。

事故要因の①不安全状態と②不安全行動は職員の意識や取り組みで防止・改善することができます。
・起こった事故は、かかわった職員個人の問題ではなく、事業所の問題として捉え対応する。
・事故やヒヤリハット(事故に繋がりうる状況)は職員全員で共有し対策を協議する。
・報告書を作成する際は、職員全員が共有できるように客観的・具体的に記載する。

例えば、
・危険箇所点検で職場の事故リスクを改善する。
・介助方法を見直す。
・職員のミスを発見するチェックの仕組をつくる。
・ルールを文書化・マニュアル化する。
・ヒヤリハットの原因を分析し、対策を検討して事故防止に活かす。
などの工夫をして、防ぐべき事故には防止策を徹底しましょう。

利用者様・入居者様が、事故の無い安心して過ごせる「安全な施設」づくりに努めていきましょう。

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