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研修★腸内フローラと経腸栄養~大塚製薬工場様~

2021.7.20 - []

7月20日(火)、株式会社大塚製薬工場の三浦一将氏をお招きし、腸内フローラと経腸栄養について学びました。

全事業所より約25名の職員が参加。
今回は、医療法人財団緑秀会 田無病院 丸山道生院長の「腸内フローラからみた経腸栄養管理」の動画を見ながら、腸内フローラの役割について学びました。

腸内フローラとは、ヒトの腸内には1000種類、約100兆個の細菌が生息し、顕微鏡でみると植物が群生し「お花畑(フローラ)」のように見えるのでそう呼ばれています。
腸内フローラの中には、人間に有益な効果をもたらす善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)があり、善玉菌が多いと食べ物を栄養に作り替えたり免疫細胞を活性化させたりします。
ストレスや薬、食事などで腸内フローラのバランスは変わります。バランスを崩すと、下痢や便秘、体系(肥満、やせ)や感情(うつ等)、神経疾患などにも影響するそうです。
善玉菌は高齢になると少なくなります。
マウスの実験では善玉菌と善玉菌が好むオリゴ糖・食物繊維の投与を続けたところ、善玉菌が増え腸内環境が改善したそうです。ただし、投与をやめると元に戻ってしまうということで、続けて摂取することが大事だということがわかります。続けるためには、毎日毎回の食事で摂るのが手軽で理想的ですね。

★動画の詳細な内容は「大塚製薬工場 医療関係者向け情報サイト」の動画ライブラリーで、会員登録するとじっくり何度でもみることができます★

大塚製薬工場では高齢者の栄養のために「ハイネイーゲル」などの食品を作っています。
ハイネイーゲルは経管栄養注入時は液体ですが、胃に入るとゲル状になるという特徴があります。ゆっくり胃に留まるため胃腸の働きを促し、経口摂取と同じように腸が動き、下痢予防にもなるそうです。
ほかにも水分量が多いこと、食物繊維が含まれていること、様々な良い特徴があります。腸内環境を良くすることは状態の良い便につながり、入居者様のQOL(生活の質)向上につながります。介護・看護の労力を減らすことにもつながりますね♪

今日の研修はプロバイオティクス、ディスバイオシスなどの言葉も出てきて理解が難しい部分もありましたが、入居者様の腸から健康と元気を支えることができる、ということをしっかり押さえることができた研修でした。

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