研修★ヨーグルトと乳酸菌について
2021.8.26 - [セミナー・研修]
8月24日(火)、株式会社明治の千葉聡美氏を講師としてお招きし、「ヨーグルトと乳酸菌について」というテーマで研修を行いました。
ヨーグルトが「健康に良い」「便通が良くなる」というのは誰もが知っていて、「毎日食べている」という人もいるかと思います。
ヨーグルトは牛乳に乳酸菌などを加えて発酵させたものです。この乳酸菌は多種多様で、明治が保有する乳酸菌ライブラリーには6000種以上の乳酸菌があり、それぞれの特徴が研究されています。
例えば…
・LB81乳酸菌…ブルガリア菌とサーモフィラス菌の組み合わせ。整腸作用(便の量や回数の増加)が期待できる。
・乳酸菌1073R-1株…免疫機能に働きかけ、風邪・インフルエンザの予防に役立つ可能性がある。
・乳酸菌OLL2716株…胃がん・胃かいようの原因となるピロリ菌の活動を抑制する。機能性ディスペプシア(検査をしても異常がないのに胃の不調が続く病気)を改善する可能性がある。
・乳酸菌PA-3株…食事由来のプリン体の体内への吸収を抑え、痛風などの原因となる尿酸値の上昇を抑制する。
明治では、それぞれの乳酸菌の働きに特化したヨーグルトをつくっています。自分の体調に合ったヨーグルトを選んで食べることで、効果がより期待できるそうです。そして「継続は力なり」、食べ続けることが大切だということでした。
また、明治では噛むことができない人や口から食事をとれなくなった人向けに、乳酸菌発酵成分が摂れる流動食ワイエイチをつくっています。ブルガリア菌とサーモフィラス菌の発酵成分により、腸の働きが助けられ下痢や便秘の改善が期待できるほか、たんぱく質を細かく分解するため消化・吸収されやすくなっています。
健康に良いとされるヨーグルト。自分の悩みに合わせて効果的に摂取し、自身の体調を整えるとともに、今回の研修内容を入居者様・利用者様の健康づくりに活かしたいですね。