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救急措置法とAEDの利用法

2021.9.3 - []

9月2日(木)、フクダ電子株式会社よりAED青森県専任者の齋藤正哉氏をお招きし「救急措置法とAEDの利用法」というテーマで研修を行いました。

突然の心停止は、いつ、どこで起きるかわかりません。齋藤さんによると、青森県では3~4日に1回のペースでAEDが使用されているそうです。
救命措置の重要性と方法について資料を見ながら学んだ後は、訓練用のAEDとマネキンを使用して実践です。

①意識と正常な呼吸の確認
大きな声で肩をたたきながら呼びかけます。

②119番通報とAEDの手配
119番通報とAEDの手配を頼む際は、それぞれ別の人に頼みましょう。「誰か救急車とAEDお願いします!」と漠然と言うよりも「あなたは救急車を。あなたはAEDを持ってきてください!」と指名した方が、行動が早くなります。

③胸骨圧迫
1分間に100~120回のテンポで続けます。倒れた人の胸の真ん中を、手の付け根を使って、5cmほど沈むように押します。相手の顔を見て、反応がないか確認しながら続けます。相手が高齢者の場合、骨が折れることもあるそうですが、それでも胸骨圧迫は続けた方がよいのだそうです。

④AED装着
AEDが到着したら、ケースを開けて電源を入れます。AEDの音声ガイダンスに従い、倒れた人にパッドを貼ります。電気ショックが必要かどうかはAEDが判断します。電気ショックの通電ボタンを押すか、胸骨圧迫を続けるか、AEDの指示に従いましょう。

参加した職員は、救急車が到着し、救急隊員と交代するまでかかると考えられる約15分間、胸骨圧迫を続けました。30秒続けるだけで疲れがでてきます。胸骨圧迫が途切れないようにタイミングを合わせながら交代し、措置を続けました。

介護現場の場合、ベッドに寝ている人に救急措置をする場合もあるかと思います。ベッドの上は柔らかいので、うまく胸を押すことができません。背中に硬い板を敷くか、床に移す必要があります。
また、AEDを使用する際は、肩・背中などの湿布やネックレスはやけどの原因となるので取りましょう。(AEDのケースには、ネックレスも切れるハサミが付属されています)

救急措置の方法を分かっていても、いざという時は慌ててうまくできないものだと言います。今日の研修内容をしっかりと覚え、もしもの時に落ち着いて行動できるように備えておきたいですね。

齋藤様、ありがとうございました。

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