７月２３日（土）、サンタハウス弘前公園（弘前市元大工町）で「ピアリスニングでココロほぐしとリラックス」を開催しました。講師は公認心理師のみろくさんです。

このイベントは地域デビューイベント第一弾です。
サンタハウス弘前公園では弘前市と連携し、今年度から自分の経験・知識・特技を活かして講師や発表といった活動を地域ではじめたいという方の「地域デビュー」の支援に力を入れています。

「ピア」とは「仲間」という意味です。ピアリスニングは同じ悩みを抱える人同士で話し、聴き、感想を述べることで、ココロをほぐし合い、リラックスする「話しを聴き合う会」です。お互いに心地よく参加するためのルールは以下の通りです。
〇話す人…「わたし」を主語に、批判・否定はしないで、長すぎず・短すぎず話します。
〇聴く人…話している人を妨げないようにし、相手の話したいこと・伝えたいことを尊重するようにします。

ピアリスニングはみんなで輪になって座り、みろくさんの進行で行いました。
始める前に目を閉じて、今の心は何色で、それはなぜかを考えて発表し合いました。みろくさんは、サンタハウス弘前公園での初めてのピアリスニング開催に、わくわくと緊張で体がポカポカしている状態なので、薄いオレンジ色と伝えました。参加者の皆さんは、曇っていた天気が影響して「灰色」と答える方や、好きな色の「白」と答える方がいらっしゃいました。

今回のピアリスニングは、参加者の「話したいこと、聞いてほしいこと」をテーマに取り上げ、話を聴き合いました。
一つ目は「ご近所づきあいについて、好意や頼まれごとを断れない」、二つ目は「新しい場所になれるにはどうしたらいいか」がテーマとなりました。

参加者はお互いに、経験談やアドバイスを話し、励ます場面もありました。
「これが正解」ということはありません。みなさん自分の思いを話し、様々な意見を聞くことで、参考になったり気持ちが前向きになったりしたようです。

最後にもう一度目を閉じ、心の色がどのように変化したかを考え発表し合いました。みろくさんは、参加者がいろんなことを話してくれたこと、勉強にもなったということでキラキラしたオレンジに変化したそうです。参加者も、自分の思いを話すことができてピンクになった方や、いろいろな話を聴いて水色なった方など心の色に変化がありました。
ピアリスニングをする前と後での自分の気持ちの変化に驚いた方もおり、効果を実感されたようです。

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています。