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研修★介護事故防止研修

2022.9.14 - []

8月29日(月)・30日(火)の2日間、各事業所の全職員を対象に「介護における事故防止〜利用者の安全と安心を求めて〜」というテーマで研修を行いました。
講師は、職員総合教育研修室の柳田室長です。

全国社会福祉協議会が作成した『福祉サービス事故事例集』では、介護事故について「社会福祉施設において発生する福祉サービスの全過程において発生するすべての人身事故で身体的被害及び精神的被害が生じたもの。なお、事業者の過誤、過失の有無を問わない」と定義づけています。

研修では、介護事故の事例を見ながら、原因や対策について考えました。
例えば、通所施設で認知症や精神疾患などで責任能力を問えない利用者が加害事故を起こした場合、施設側も家族とともに監督義務者としての責任が問われます。

事故の原因としては、認知症利用者の服薬による影響のほか、体調が悪い、環境が落ち着かない、焦燥感などが考えられます。
施設側の事故防止策としては、不穏な状態のときは見守りを強化して場合によっては周囲の利用者を遠ざける、特定の利用者に敵意をもつならなるべく接触しないよう配慮するなどがあげられます。また、家族との連携・情報共有が大切なので「いつもと違うこと」「自宅での出来事」は教えてもらうようにしましょう。

介護現場で進められる事故対策として、ヒヤリハットは報告するだけでなく定期的に内容を職員全員で共有することで同じ事故が発生するのを防ぎましょう。介護職員一人ひとりが介助における安全規則を順守することも重要です。問題が発生した時はミスを犯した人ではなく、発生した原因を特定し、どのように対策を取るべきか検討しましょう。

防ぐべき事故には対策を立て、利用者様・入居者様が安心して過ごすことができる安全な施設づくりを心がけていきましょう。

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