令和４年度、職員総合教育研修室はユニ・チャーム株式会社と協同で排泄ケアのスキルアップと排泄ケアマイスター育成を目的とした研修に取り組んでいます。各事業所の管理者やユニットリーダーなどを務める職員を対象に行ってきました。

１月１８日（水）・１９日（木）、２月２０日（月）・２１日（火）に、ユニ・チャーム株式会社からライフリーケアアドバイザーの蛯名桂子氏をお招きし、第６回（最終回）の研修が行われました。

今回は、事前にアンケートした「ステップアップ研修後の目標設定」について、蛯名さんが一つひとつにアドバイスしてくださいました。

【アンケート内容】
１．今年度の排泄ケアステップアップ研修に参加し、既に現場で実践していること
２．現場のスタッフへ重点的に伝えていきたいこと
３．２で回答した内容をどのように実践していくか
４．いつまでに実践するか

１の「現場で実践していること」については、おむつのサイズの見直しや正しいあて方を現場で共有・実践していると回答した職員が多く、尿もれが減ったという報告もありました。

２の「現場スタッフに重点的に伝えていきたいこと」については、正しいおむつのあて方をはじめ、利用者様・入居者様の尊厳やプライバシーへの配慮、スキンケアの方法（洗浄や拭き方、保水・撥水ケア）を伝えたいという回答があげられました。

蛯名さんによると、「伝え方」が重要なのだそうです。
３の「どのように伝え方を実施していくか」という問いに対し、書面やミーティングで伝える、勉強会を開く、排泄介助やおむつ交換時にその都度伝えるなど回答がありましたが、実践しながら指導する方がよいそうです。指導を受ける職員の能力に合わせて伝えることも大切とのことでした。
そして、４の「いつまでに実践するか」については、誰がいつやるのか具体的に計画することが必要なのだそうです。

全６回の研修を終え、職員には修了証がわたされます。排泄ケアマイスターとして研修で学んだことを現場で活かし、他の職員に伝え、サンタハウス弘前全体の排泄ケアスキル向上に努めていきます。
蛯名様、ありがとうございました