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令和4年度新入職員1年目研修

2023.4.1 - []

3月9日(木)、令和4年度4月に入職した職員を対象に1年目研修を行いました。講師は、職員総合教育研修室 室員の工藤さんです。

まもなく入職から1年を迎えるみなさんに、現在の様子を聞きました。「仕事に慣れてきた」「仕事の幅が増え、一人でできるようになり、自信がついた」「看護学校で学んだことを現場で活かせている(看護職員)」
みなさん自身の成長を感じているようです。

今回の研修は「科学的介護」がテーマです。科学的介護とは、介護サービスの科学的根拠を集め、その裏付けに基づいて介護を行うことです。

研修前半では、厚生労働省が2021年度から運用を開始している科学的介護情報システム「LIFE」について理解を深めました。LIFEは、介護サービス利用者の状態や、介護施設・事業所で行っているケアの計画・内容などを一定の様式で入力すると、インターネットを通じて厚生労働省へ送信され、入力内容が分析されて、当該施設等にフィードバックされるシステムです。(引用:厚生労働省 老健局 老人保健課)
フィードバックされた内容により、自分たちが提供するサービスの質を客観的に見ることができ、共通の指標のもとで職員が情報を共有できるので、PDCAサイクル[Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)の循環]を回すのに活用することができます。

研修後半では、科学的介護に対する考え方の練習として、「普段行っている介護の中で、科学的根拠を示すための研究計画」を考えて発表し合いました。
具体的な計画の作成には至りませんでしたが、職員からは「いろいろな方法を試して、夜間のおむついじりが減るかどうかを調べ、解消につなげたい」「食事形態による入居者様の摂取量の変化について調べたい」などあげられました。

科学的介護を上手に活用すれば、業務の効率を高めながら、より良いサービスを提供できるとされています。日々の介護の中で、「どうにかならないか」と考え、根拠をもって仕事に取り組むことの大切さを学びました。

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