新規採用職員研修★おむつ研修
2023.4.27 - [セミナー・研修]
4月13日(木)、ユニ・チャーム株式会社からライフリーケアアドバイザーの蛯名桂子氏(写真左)をお招きし、新入職員を対象におむつに関する研修を行いました。
高齢者がおむつを使用することは、外出や失禁に対する不安が軽減され生活範囲が広がるというメリットがありますが、間違った使い方をすると自尊心を傷つけてしまうことがあると理解したうえで、おむつの選び方やあて方について学びました。
間違ったおむつの選び方やあて方は、ズレやヨレを引き起こしモレを発生させます。モレが発生すると、様々な負担が発生します。
・介護者…交換に要する時間が長くなる
・本人…おむつや衣類の交換が大変、不快で深夜に目が覚めることも
・コスト…おむつやパッドの交換枚数や洗濯の回数が増える
適切なおむつ選びとあて方のために、まずはおむつの機能について理解を深めました。蛯名さんの説明を聞きながら確かめていきます。
使用するおむつの機能をふまえて、人形におむつをあててみました。2人1組になり、蛯名さんからポイントやコツを教えていただきながら何度か練習。
最後に、各組があてたおむつに青い液体を流し、正しくあてることができたか確かめます。
こちらの組は、白い部分が残っています。これは、シワになっていたため液体を吸収しなかった部分です。
もう一方の組は、青い液体を流したところ、ヨレた部分に液体が溜まってしまいました。さらに、溜まった液体が原因でパッドの後ろからおむつに漏れてしまいました。この場合、パッドとおむつの両方の交換が必要です。
「日々のおむつ交換でモレが発生した時、ただ交換して終わるのではなく、おむつの中を見てモレの原因を考えることが大事です」と蛯名さんは伝えました。
今回学んだことを忘れずにおむつ交換に取り組みながら、技術も上げていきましょう!
蛯名様、ありがとうございました。