新規採用職員研修★介護基礎技術
2023.5.8 - [セミナー・研修]
4月20日(木)、各事業所の全職員を対象に介護基礎技術の研修を行いました。講師は、介護老人保健施設 サンタハウス弘前でユニットリーダーを務める松岡さん(写真右)、石河さん(写真中央)、高橋さん(写真左)です。
まずは、ボディメカニクスについて理解を深めました。
ボディメカニクスを理解し活用すると、利用者様・入居者様の介助を最小限の力で安定した体勢できるため、利用者様・入居者様の安全と介助者の腰痛予防につながります。
足を開いて支持基底面(体重を支えるための床面積)を広くし、腰を落として重心を低くすることで安定感がアップすることを、手押し相撲で体感。
重い物を持ち上げる際に、身体を離した時と近づけた時の負担の大きさの違いも確かめました。
ボディメカニクスについて学んだ後は、寝返りや起き上がりの介助方法を実技で学びました。
利用者様・入居者様の腕を組み、ひざを立てることで身体が小さくまとまります。この体勢だと身体を動かしやすくなります。
起き上がりの介助の際は、てこの原理を利用し、臀部を支点にすると小さい力でできます。
介助される側を体験することでも、身体を小さくまとめる必要性を学びました。腕を組み、ひざを立てた体勢(身体を小さくまとめた体勢)でないと、仰向けから横向けに動かされる時に勢いでうつぶせになりそうな感覚になり「こわい」と感じたそうです。
また、介助の際大切なことは、利用者様・入居者様の残存能力を活かせるように、声がけをしながら自身でやっていただくことです。
今回は、じっくりとボディメカニクスや、てこの原理を意識しながら実技を行いました。
参加者は分からないところや日々の仕事の中で不安なところを講師に聞きながら学んでいました。