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高齢者の交通安全 ~瑞風園で弘前市出前講座を開催~

2023.6.13 - []

6月8日(木)、老人福祉センター 瑞風園で弘前市地域交通課主催の出前講座「高齢者の交通安全」が開催されました。講師は、青森県弘前警察署 交通第一課 安全教育係の濱田健一氏です。瑞風園の利用者様23名が参加しました。

参加者の交通手段を聞いたところ、自転車と自動車が半々くらいでした。
まずは、自転車に乗る時の基本ルールについて。「交差点での一時停止」「夜間のライト点灯」「飲酒運転の禁止」の他、今年の4月から努力義務が課せられた「ヘルメット着用」について説明がなされました。

次に、映像資料で薄暮・夜間に運転者や歩行者が気を付けるポイントを学びました。
自動車の前照灯は早めの点灯が大切です。ハイビーム(上向き)の照射距離は約100m、ロービーム(下向き)は約40mです。時速60kmの場合、危険を感じてから止まるまで約44m進むといわれているので、交通量の多い市街地などを通行している時以外は、前照灯を上向きにして、少しでも早く歩行者などを発見できるようにしましょう。
また、道路にあるひし形のマークは「横断歩道又は自転車横断帯あり」を意味しています。このマークを見たら「横断する人がいるかもしれない」と考え、すぐに停止できる速度で走行するようにしましょう。

歩行者は夜間の場合、明るい服を着たり反射材やライトを身に付けたりして、運転者に見えやすいようにしましょう。
横断歩道がない道路を横断する時、斜め横断はかかる時間・距離が長くなり、通常の横断よりも危険が増すのでしてはいけません。

最後に、反射神経測定器を体験しました。機械の点滅したところを押し、自身の反射速度が何歳に相当するかを測ります。左右のランプの光ったところを押しますが、左右交互というわけではありません。「ほっ、ほっ」とテンポよく押す方もいれば、「あれ?」と一瞬見失う方もいました。結果が実年齢より若かったかどうかで盛り上がっていました。

参加者はまだ元気な方ばかりですが、加齢に伴い「視野が狭くなる」「反射速度が遅くなる」など身体の機能が衰えることを頭の片隅に置いて、運転や散歩してほしいと伝える濱田さん。参加者も真剣に耳を傾けていました。
濱田様、ありがとうございました。

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています。

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