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イベント★はじめての東洋医学 セルフケアで健康長寿講座

2023.8.2 - []

7月15日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で「はじめての東洋医学 セルフケアで健康長寿」が開催されました。講師は、弘前はなまる鍼灸院の赤田啓右先生です。
赤田先生はずっと小学校教諭をされていました。定年退職後、専門学校へ入学して、はり師灸師国家資格を取得し、今年(2023年)1月から「弘前はなまる鍼灸院」として臨床活動をしています。

講座には、サンタハウス弘前公園の入居者様や地域住民7名が参加し、東洋医学とツボを利用したセルフケアについて学びました。はり・灸の体験は初めての方がほとんどです。

まずは、はりや灸を実際に見て、体験しました。はりはとても細く、日本人の髪の毛と同じくらいの太さです。灸に使用するもぐさを触ってみると…柔らかい! ふわふわしています。

実際に、もぐさが中央の筒に詰められている台座灸を体験しました。合谷(ニキビなど顔の不調に効果があるといわれるツボ)と後渓(肩こりに効果があるといわれるツボ)に台座灸を付けました。
「気持ちいい!」「手全体があったかい」と驚く参加者。赤田先生によると、調子が悪い箇所に関係するツボにお灸をすえると熱く感じるそうです。

講座では、セルフケアに使えるツボを紹介いただきました。病気になりにくい身体をつくるツボや今ある症状(肩こり、腰痛など)に押すとよいツボを聞きながら、参加者も実際に押してみます。

ところで、ニキビや肩こりに効果があるツボが、なぜ手にあるのか不思議ではないですか?
人体には経絡(けいらく)という「氣」が流れる道があり、その道の上に「ツボ」があります。氣の流れが滞ると身体に不調が現れるため、ツボをはりや灸で刺激して氣を動かし、不調を改善するのだそうです。

東洋医学では、人間に備わっている「自ら治ろうとする力(ホメオスタシス)」をはりや灸で引き出します。
赤田さんは、中国最古の東洋医学所『黄帝内経』について紹介しました。この本が書かれた4000年前、東洋医学ではすでに腎臓の働きを見抜いていたそうです。
「誰でも、いつでも、どこでもできるのが東洋医学の利点です。ぜひ取り組んで、健康長寿を目指しましょう」と赤田さん。参加者は興味津々で赤田さんのお話を聞き、講座終了後は質問や相談をしていました。

赤田先生の活動や今後の出張イベントなどは、弘前はなまる鍼灸院のインスタグラムでご覧いただけます。インスタグラムで「@HANAMARU_ACU.MOXI」を検索してください。

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています。

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