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高校生がサンタハウス弘前公園を訪れました

2023.9.13 - []

9月2日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)に、まちづくりクラブ「STEP」のメンバー12名が訪れました。

STEPは、弘前市が実施している、市内の高校生を対象としたまちづくりクラブです。コラーニングスペースHLS弘前を拠点に、学校の枠を超え、仲間と協力しながら地域を知り、学び、地域の人や活動に関わることで、自分たちが楽しく暮らしやすい地域をつくるための活動を行います。

今期のまちづくり活動の一環として、サービス付き高齢者向け住宅と運動特化型デイサービスセンターの施設長であり、市の事業でまちづくりにも取り組んでいる阿保施設長の話を聞くために来設したのでした。

阿保施設長はまず、社会福祉法人として運営している「サービス付き高齢者向け住宅」と「運動特化型デイサービス」について説明しました。
次に、弘前市の委託を受けて取り組んでいる「移住体験」「地域交流」「健康増進」について説明しました。施設1階の交流スペースの規模は「はじめての地域活動」にちょうど良く、地域活動に挑戦したい方を支援する「地域デビュー」にも取り組んでいます。

サンタハウス弘前公園の取り組みについて、阿保施設長は「住宅の入居者、運動に通う人、イベントに参加する人、移住体験に来る人は、もともと目的がバラバラですが、そこに循環や混じり合いが生じるのがサンタハウス弘前公園の魅力。最初からビジョンがあって仕掛けたのではなく、やってみたらそういう場所、そういう人々が集まる場所だと気づいて発展させてきました」と述べました。
また、「介護施設というと、どんなに地域に開かれていても、どこか『別世界観』が漂いがち。サンタハウス弘前公園は、誤解を恐れず言えば、一般的なイメージでの『普通の空間』と『介護の空間』の狭間にあり、どちらにも地続きになっている場所という感じなので、この空気感を大事にしたい」と話しました。

サンタハウス弘前公園に訪れ建物内の雰囲気を実際に見、阿保施設長の話を聞いたみなさんは、イメージしていた介護施設・介護の仕事と違い、強く印象に残った様子でした。
まだ元気な高齢者が暮らし、集まり、健康維持・増進に取り組むだけではなく、多世代が集まり交流していることに「楽しそう」「いいな」と感じたメンバーもいたようです。

STEPのみなさんはこれから、阿保施設長をはじめ、さまざまな分野でまちづくりに取り組んでいる人たちから学んだことをもとに、それぞれのまちづくり活動を考えていきます。
阿保施設長が話した、事業を進めながらブラッシュアップしていく取り組み方や、やりたいことが決まらない時は、少し時間をおいて、記憶にとどまっていたことをやってみるという考える時のコツが、「これから自身のプロジェクトを考えるにあたり参考になった」と感想を述べるメンバーもいました。

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています。

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