１０月１９日（木）、株式会社明治から千葉聡美氏を講師にお迎えし、「褥瘡（じょくそう）と栄養管理」というテーマで研修を行いました。

褥瘡とは寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が低下あるいは停止することで、赤くなったり、ただれたり、傷ができてしまうことです。

褥瘡は抱えている疾患やさまざまな物理的要因などが重なって発生します。研修では、栄養状態からみた褥瘡発生過程や予防・治療について理解を深めました。栄養状態の低下により、皮膚の弾力が低下したり、痩せて骨が突出したり、皮膚組織の耐久性が低下することで、褥瘡発生につながることがあります。

褥瘡治療に必要とされる栄養素や目安量・必要とされるエネルギーの算出方法や、治癒過程によって必要な栄養素が異なることも学びました。
ただし、栄養管理だけでは褥瘡の治癒は困難であり、多職種協同での総合的・継続的な関りが必要です。

褥瘡予防・治療における栄養管理の重要性について学ぶことができました。千葉様、ありがとうございました。