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イベント★津軽カタリストによる朗読劇

2023.12.5 - []

11月26日(日)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で「津軽カタリストによる朗読劇」が開催されました。サンタハウス弘前公園での公演は3回目になります。地域の人や入居者様、小学生から90代の人まで、16名が参加しました。

津軽カタリストとは、アマチュアの声優が声のお芝居(ドラマリーディングや朗読劇)を舞台上演するために集まった趣味サークルです。津軽出身の作家が書いた文学作品や津軽地方を舞台にした物語・昔話などを「戯曲」(台本)に仕立てて、ステージ披露するという活動をしています。劇団員はボランティアで、年齢や職業はざまざまです。今回は小学校6年生の劇団員が出演しました!

今回は4作品が上演され、津軽カタリスト代表の平田成直さんが、各作品を上演する前に、作品ができた背景や鑑賞のポイントなどを説明しました。

『鬼どんと弥十郎』(伝承絵本)
弘前市鬼沢地区に伝わる「鬼伝説」を絵本にした作品。作者は、映画『バカ塗りの娘』の原作者でもある髙森美由紀さん。

『神様からの宿題』(ドキュメント絵本)
難病「進行性骨化性線維異形成症(通称FOP)」と闘っている男の子が描いた絵本。

『巾着ひろったニワトリ』(民話紙芝居)
津軽では有名な常盤村(現藤崎町)のタマゴ。そのニワトリを主人公にした民話紙芝居。挿絵は鶴田町(津軽平野の中央に位置している)の人が描いています。

『(朗読劇)はしれメロス』(観客参加型ドラマリーディング)
津軽出身である太宰治の『走れメロス』を小学生向けに翻案した作品。
『(朗読劇)はしれメロス』では、参加者も朗読劇を体験しました。物語の文章やセリフの一部を朗読します。平田さんの合図に合わせて、劇団員と参加者が声を合わせます。

みんなの声を合わせたメロスのセリフは迫力があり、物語を読み終えると大きな拍手がわきおこりました。

朗読劇を通して難病の事を知り、津軽弁の面白さや昔話の教訓にふれ、声優体験も楽しむことができ、あっという間の1時間でした。

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています。

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