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健やかな毎日のために伝えたい快眠のはなし

2024.1.31 - []

1月27日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で「健やかな毎日のために伝えたい快眠のはなし」を開催しました。講師はスリープマスターの資格をもつ宮川輔さんです。「スリープマスター」とは、睡眠専門の研究機関「日本睡眠研究所」と寝具メーカー「西川」が認定する、眠りと寝具の専門知識をもつ人の資格です。宮川さんはこの資格を活かし、弘前市上土手町のお店で、お客様の眠りに関する悩み、就寝環境の改善、寝具の選び方などアドバイスしています。この日は、地域の方やサンタハウス弘前公園の入居者様16名が参加し、快く眠るための環境と寝具の選び方について学びました。

日本人の多くは眠りについて何かしらの悩みや不満を抱えており、不眠症の疑いがある人は年々増加しているそうです。睡眠の質が下がると、集中力が低下する、健康リスクが高くなるなど、悪影響が出てきます

快適な睡眠のために大切なことについてお話しいただきました。

●寝室環境
光はかろうじて何かが見える程度が理想的。朝は太陽光をしっかり浴びると体内時計がリセットされて規則正しく眠りの周期がめぐってくる。
音は無音よりかすかな音がある方が理想。ヒーリング音楽もオススメ。
温度は夏で25℃、湿度は50%が目安。

●生活習慣
寝る1時間くらい前に入浴で身体を温めたり、日中にしっかり体を動かしたりすることは良い睡眠に効果的。
お酒は入眠を促進する作用がありますが、飲み過ぎると眠りが浅くなる。寝る2~3時間前で控えておくのが望ましい。
タバコは成分が交感神経を刺激し、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりするおそれがある。

「まずは、快眠のために『日中身体をしっかり動かすこと』『身体をしっかり温めて休むこと』『寝る前のスマホやテレビは控えること』を心掛けましょう! いっきにやろうとはせず、できることから実践してみてください」と宮川さんは伝えました。

寝室環境や生活習慣の改善を実践してもの足りない場合は、寝具を見直してみるとよいそうです。例えば、敷寝具は体圧を分散し、寝姿勢を保持できるものが理想的で、掛寝具は季節に応じて組み合わせを変えるとよいそうです。
セミナーでは、実際に枕の高さ計測を体験しました。枕は高すぎず低すぎず、後頭部と首の高さの差を埋めて、首を支えられるものがよいそうです。
専用の測定器具を後頭部にあて、首や頭の高さを測定することで、高め、普通、低めのどの枕が合うかが分かります。阿保施設長も体験した結果、普通の高さの枕が合うようです。

体圧を分散し寝姿勢を保持できる無反発のマットレスも体験。「気持ちいい」と好評でした。

参加者は興味津々で、熱心に宮川さんの話を聞き、メモをとっていました。適切な睡眠時間やその測り方など様々な質問が飛び出し、枕の高さ測定やマットレスの体験を積極的にしていました。

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています。

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