新和中学校へ出前講座に行ってきました
2024.7.18 - [福祉体験学習]
7月11日(木)、弘前市立新和中学校(船水泰秀校長)で開催された、「福祉の仕事“あれこれ”出前講座」で職員総合教育研修室の工藤室長が講師を務めました。「福祉の仕事“あれこれ”出前講座」は福祉分野への視野を広げ、魅力を知ってもらうことを目的として青森県福祉人材センターが実施しています。
1年生18人を対象に、高齢者を介護する仕事について説明し、高齢者疑似体験をしてもらいました。
まずは、高齢者に関する福祉関連の仕事について種類や内容、近年の介護事情について説明しました。
次は、車いす体験。ペアになって一人は高齢者、もう一人は介護職員の役です。介護職員役の生徒は、高齢者役の生徒がイスから車いすに座るのを手伝い、車いすを押します。高齢者役の生徒は、車いすが動き出すと「意外と怖いかも」と驚いた様子。それを見た介護職員役の生徒が「(車いすの)速さは大丈夫?」と気づかい、声をかけていました。
介護の現場でも大切な心づかいです!
最後に、高齢者疑似体験を行いました。体験装具を装着すると、腰が曲がり、手首・足首の重りなどで動かしづらくなります。ゴーグルをつけると視野が狭くなり、ぼやけて見えにくくなります。装具を装着して、階段の上り下り、新聞を読む、箸で大豆を皿に移す作業をしてもらいました。
「文字が見えない」と新聞に顔を近づけています。
体験が終了し、装具をはずした生徒たちは「よく見える!」「(からだが軽くなって)さっぱりした」と口々に言っていました。
今回の出前講座で高齢者体験、介護職員体験をすることで、配慮する点などに気づくことができたようです。
※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています