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研修★高齢者の脱水と水分補給について ~株式会社大塚製薬工場様~

2024.7.25 - []

7月18日(木)、株式会社大塚製薬工場から佐藤文範氏を講師にお招きし、「高齢者の脱水と水分補給について」というテーマで、各事業所の全職員を対象とした研修を行いました。

今年の夏も暑さが厳しく、ニュースなどで「熱中症」という言葉を耳にします。熱中症は暑い環境で起こる
①体内の水分や電解質(ナトリウムやカリウムなど)の欠乏
②高体温による臓器障害
の総称です。
「脱水症」は熱中症の前段階で、知識と事前の行動で防ぐことができるそうです。研修では、脱水症の予防方法について学びました。

一つ目は、暑さ指数に注意することです。
暑さ指数とは「気温」「湿度」「日射・輻射など周辺の熱環境」を取り入れた指標で、暑さ指数表や暑さ指数計で測ることができます。

二つ目は、水分を貯めておけるからだづくりを心掛けることです。
筋肉は水分を蓄えることができるのですが、高齢者は加齢による筋肉の減少に伴い蓄えられる水分量も減少しています。加齢によって筋肉は減少しますが、高齢者でも運動とたんぱく質の摂取を心掛けて筋肉をつけることで、体内に水分を保持することができます。

三つ目は、首や手足首周りの開いた、風通しの良い服装を心掛けることです。
高齢者は暑さを感じにくくなっていることから、夏でも厚着をする場合があるので、せめて袖口や首元から風が通る服を着用します。

それでも、脱水の症状がみられた場合は、軽度から中等度であれば、経口補水液を摂るとよいとされています。大塚製薬の経口補水液OS-1は、水分と塩分と糖分がバランスよく配合されており、すばやく補給できる飲み物です。えん下困難な方でも飲み込みやすいゼリーもあります。

脱水状態とは、体内の水分と塩分が同時に失われている状態なので、ただの水を飲むと、より体内の塩分濃度が薄くなってしまうので注意が必要です。

研修で学んだことを活かして、入居者様・利用者様の健康を守りながら、今年の夏も乗り切りたいと思います。
佐藤様、ありがとうございました。

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