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イベント★ヘルマンハープを楽しむ会

2024.10.30 - []

10月20日(日)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)でイベント「ヘルマンハープを楽しむ会」が開催されました。

ヘルマンハープは、1987年、ドイツの農場主ヘルマン・フェー氏が、ダウン症の息子のために開発した楽器です。五線譜が読めなくても、楽器の本体と弦の間に専用の楽譜を挟み込み、目印のついた箇所を上から順につまびくとメロディが奏でられるので、障がい者や高齢者を含む多くの人が器楽演奏を楽しめる「バリアフリーの楽器」として、現在世界各地で普及しています。

今回、「のぞみの会」のメンバー4人に来ていただきましたが、なんとそのうち2人は、サンタハウス弘前公園に毎週運動のために通われている利用者様!

「この楽器は70歳からでもはじめられる素晴らしい楽器です。音色を楽しんでいただき、体験もしてもらえれば」と挨拶されたのは、和泉昌江さん。

まずは、『さくらさくら』『ねむの木の子守唄』『見上げてごらん夜の星を』の3曲が演奏されました。4台のヘルマンハープの音色が、交流スペースに響きます。

続いて「一緒に歌いましょう」と『赤とんぼ』『里の秋』など、なじみのある童謡が奏でられました。あらかじめ渡されていた歌詞カードを見て、観客のみなさんも口ずさみます。

体験の時間も設けられました。観客全員が初めて見るヘルマンハープに興味津々。普段は「体験はちょっと…」と消極的になられることが多いのですが、今回はたくさんの人がヘルマンハープにふれました。

「簡単にメロディが弾けて、指、目、頭を使うから、高齢者にとっていい楽器ですね」
「これなら音量も低くて部屋でも他人に迷惑かけずに音楽を楽しめそう。自分も挑戦してみたい」
など、体験も大好評でした。

「年齢に関係なく始められる楽器。私も、これからも弾き続けられるよう、サンタさんで運動を頑張っていきたい。今回を機に、一緒にヘルマンハープを練習したいというお仲間が増えればすごく嬉しい」と和泉さんは語られていました。
サンタハウス弘前公園では、今後、「のぞみの会」のみなさまに、練習場所の提供や再度の演奏会企画など、提案していこうと考えています。

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています

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