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参加体験型学習塾 -まなびの森-

2024.11.30 - []

11月2日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で、医療系学生が企画した「参加体験型学習塾 -まなびの森-」が開催されました。このイベントは、医療・福祉系学生が地域に飛び出し、弘前の健康課題解決に挑戦するものです。サンタハウス弘前公園の入居者様を対象に、「学校で学んだ健康に関する知識を還元したい!」「健康について少しでも考える機会をもってほしい」という思いで企画したそうです。

まずは、白衣を着た学生が登場! 彼女は、臨床検査技師の資格取得に向けて勉強をしています。「あなたの知らない検査の世界」というテーマで、臨床検査技師とはどのようなことをしているか話しました。検査のスペシャリストである臨床検査技師の技術は、病院での治療だけではなく、保健所、医療機器・化粧品・食品メーカーでも必要とされており、いわば「縁の下の力持ち」。入居者様からは「病院の検査が色々あるのはなぜ?」など質問がなされていました。

 

続いては、「わたしと野菜と血圧と」というテーマで、看護師を目指している学生が中心となり、入居者様の血圧と推定野菜摂取量を測定しました。水銀血圧計と同じ形をした水銀レス血圧計に「懐かしい!」と興味津々の入居者様。メモリ部分がデジタル表示なのを見て「今こんなのがあるんだ!」と驚いていました。

病院の先生には聞きにくいことやちょっとした疑問も、学生にならいろいろ聞けるようです。学生のみなさんの丁寧な説明を真剣に聞いていました。

 

最後のテーマは「動いて学ぶ健康道場」。転倒事例から「転倒の原因」「転倒防止策」について、入居者様と学生が一緒に考え、発表しました。原因を考えながら、「自分ならこうする」と話す入居者様。転倒に気を付ける注意喚起になったようです。

▲学生と話し合う入居者様

▲入居者様同士でも意見交換が盛んでした

転倒を防ぐための予防トレーニングもしました。理学療法士を目指している学生が、部屋でできる簡単な筋力トレーニングを教えてくれました。ポイントは、ゆっくり動かすことと反復すること。「継続は力なりです!」と話す学生に、「毎日がいい? 3日に1回でいい?」と入居者様から質問が。普段の生活に必要な筋持久力をつけたり維持したりするには、毎日、低負荷のトレーニングを続けることが大切なのだそうです!

医療系学生による今回のイベントは入居者様の反応が良く、楽しく健康について学ぶことができたようです。「また来てほしい」と要望が出るほどでした!

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています

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