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イベント★津軽伝承料理を味わおう

2025.3.5 - []

2月23日(日)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)でイベント「津軽伝承料理を味わおう」を開催しました。
地域の方や入居者様、「弘前の暮らし体験」で滞在中の方など20名が参加し、津軽あかつきの会による津軽伝承料理を、料理法や食材の説明を聞きながら味わいました。

今回の献立は、けの汁や飯ずし、ねりこみ、人参の子あえなど10品以上。参加者に配られた献立は一枚一枚手書きです!

津軽あかつきの会の方に一品ずつ説明をしていただきました。大鰐温泉もやしは長いままで食べることはあまりないので、参加者はその長さに驚いた様子。お膳中央にある、ひものようなものをからめたてんぷらは大鰐温泉もやしの根の天ぷらです。「捨てるところがないんだね」と感心して食べていました。

献立の中で砂糖を使っているのは、ねりこみ(お膳の左側中央)のみ。昔、砂糖は貴重だったことから、人が多く集まる時に、砂糖をたっぷり使った料理でもてなしていたそうです。

調理で油はほとんど使っておらず、人参の子あえ(お膳の右中央)は出汁で煮ています。にしんの飯ずし(お膳の右上)は、毎年3月に魚をさばいて漬けているそうです。一番手間がかかっているものは、漬物の葉くるみ漬けで、昔は1か月くらいかけていたと教えてくださいました。干し柿しそ包み(ご飯右上の小鉢)にそえてある桜の塩漬けは、津軽あかつきの会みなさんが山奥から採取してきたそうですよ!

参加者は、まずは説明を聞きながら味や食感を確かめ、説明が終わると会話も楽しみながら味わっていました。改めてじっくり質問する人もいました。

津軽あかつきの会のみなさんは、知恵やおもてなしの心がつまっていて、手間のかかる料理を、「昔のお母さんはすごいなぁと思って作っています」と話していました。伝承料理をおいしく味わいながら、津軽の文化や先人の知恵を教えていただきました。

※許可を得て、写真撮影・掲載しています
※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています

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