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研修★ノロウイルス対策~吐物処理編~

2019.12.26 - []

12月23日(月)、
介護老人保健施設「サンタハウス弘前」通所リハビリテーションの
職員を対象にノロウイルス対策の研修を行いました。
主な内容は、感染者の嘔吐物をどう処理するか?

嘔吐物の処理について資料映像を見ながら、
職員総合教育研修室の柳田一男室長が詳しく説明しました。

まずは、「嘔吐物処理セット」を日頃から用意しておくことが大切です。
防護セットやタオル、新聞など、多めに用意しておくと安心です。

嘔吐物の処理で大切なのは、
菌で汚染されたエリアを広げないこと」です。
嘔吐物が1mくらいの高さから落ちると、半径2m程度飛散します。
清潔エリアときっちりと分け、テーブルの裏やイスなど
飛散の可能性があるところはきちんと拭き、
処理で使用した防護服も外してから清潔エリアに出ます。

今回は次亜塩素酸ナトリウムの消毒液の作り方のポイントも学びました。
原液が5%のキッチンハイターの場合、
500ミリリットルのペットボトルに水を入れ、
ボトルキャップ2杯分のキッチンハイターを入れます。
キャップの容量は5~7ミリリットルなので、目安になるんです!
一度の嘔吐物の処理では、消毒液を6リットルは使用します。

ただし、注意が必要なのは塩素は日光に弱いという点。
作った消毒液は、時間が経つにつれて効果がなくなるので、
必要な分量を作り、使い切りましょう。

質疑応答では、職員からいろいろな対処法について質問がありました。
●お風呂の消毒について→お風呂用洗剤でよく洗うこと。
●入れ歯の消毒について→煮沸消毒が一番。
などなど・・・

感染者が出ないことが一番ですが、
もしもの時に備えて、処理セットを用意したり、
処理方法をシミュレーションすることも大切ですね!

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