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「食べる+学ぶ+作る」ひろさき体験

2020.2.24 - []

2月22日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で、弘前市の伝承料理を味わい、伝統工芸を体験する講座が行われました。
(この事業は「弘前版生涯活躍のまちモデル事業」の一環で、弘前市と連携して行っています。)

 

まずは「食べる」。
津軽あかつきの会のみなさまによる、津軽の伝承料理を食べました。
会長の工藤良子さんからのあいさつと料理の説明。今回は冬の保存食を主に使用しているそうで、
黒豆ごはん、高菜のかす汁、けの汁、飯寿し、さめと大鰐もやしの和え物、バッケの白和えなど、14品目のお膳を食べました。

もやしの根の天ぷらには「根っこは捨てちゃってたわー」と驚きの声が。
「おいしい」「バッケも塩漬けなのね!」「器の模様も何だか懐かしいかんじ。」とおしゃべりも弾みます。

 

次は「学んで」「作る」。
こぎん刺しについて「学び」、実際に「作って」みました。
講師は弘前こぎん研究所 所長の成田貞治さん(写真中央)。
実際にこぎんを刺す場面では成田史江さん(写真右)、三浦佐知子さん(写真左)がお手伝いしてくださいました。

かつて津軽の農村の女性たちが作っていたこぎん刺し。補強や防寒のためだけではなく、美へのあこがれが込められたもので沢山の模様の種類があります。

 

今回は数ある模様の中から「猫の足」と言われる模様を刺しました。ひし形の模様をあらかじめ半分まで刺してあるキットを受け取り、残りを刺して完成させます。「布目が見えなーい!」「刺しはじめはここでいいのー?」と先生方を呼ぶ声が飛び交います。刺しているうちに糸がクルクルよれてきて悪戦苦闘する方も…でも、時間が経つにつれてコツをつかめてきたのか次第に黙々と刺す姿も見られてきます。

開始から約1時間。予定よりも早く、全員が完成!!

弘前出身の参加者が多い回でしたが、こぎん刺しを刺すのは初めての方も多く、伝承料理も久しぶりに味わった方も多い様子。楽しいひとときとなったようです。

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