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研修★褥瘡予防とポジショニングについて

2020.2.27 - []

2月25日(火)・26日(水)に褥瘡予防とポジショニングについて研修をしました。今回は1月に行った基礎編(研修の様子はコチラ)に続き、応用編として実技も行いました。講師は、前回に続き介護老人保健施設 サンタハウス弘前の理学療法士 伊藤翼さん(写真右)、齋藤椋さん(写真左)、作業療法士 菊池修任さん(写真中央)です。

まずは軽く前回のおさらいから。褥瘡を予防するために必要なことの一つに「褥瘡対策が必要な入居者様の共有」があります。
今回は褥瘡リスクの高さをはかる「ブレーデンスケール」が紹介されました。定期的に行う評価方法で、点数で褥瘡リスクを判断します。職員間の情報共有に活かせそうですね。

さて、いよいよ実技。背中が丸まり(円背)、下肢の関節が固まり伸ばせなくなった(屈曲拘縮)入居者様を想定して、ポジショニングを行います。

【ポジショニングのポイント】

①相手にポジショニングの具合なども聞きながら、表情を確認

②服やタオルケットにシワがよっていないかを確認

隙間が空き過ぎていないかを確認

身体が捻じれていないかを確認

⑤部分的に圧がかかりすぎていないかを確認

上記のポイントをおさえながら、
A:介護経験が1~3年目の職員がメインのチーム
B:介護経験が4~6年目の職員がメインのチーム
C:介護経験が7年目以上の職員がメインのチーム
に分かれ、講師を入居者様に見立ててポジショニングします。

みんなで相談しながらポジショニングをした後、チームごとにどこに留意したかを発表しました。どのチームも方法は異なりましたが、共通していたのが、
・頭の固定する
・太ももやふくらはぎ側の隙間を埋める
・膝の部分にタオルを挟んで圧力を分散する ことでした。

経験年数の浅いAチームはあれこれ悩み話し合いながらまくらやタオルを調整していくのに対し、経験が7年目以上のCチームは少し話し合いをした後、あっという間にポジショニング完了!その後、入居者様役の職員に「苦しいとこない?」と具合を確認しながら微調節していました。どのチームも入居者様役の職員と話をしながらポジショニングをしましたが、Cチームがあえて工夫点として「本人の話を聞く」と言っていたところに、入居者様を気づかうという姿勢・余裕が感じられました。

もちろん、時間を決めた体位交換も必要です。

基礎編、応用編ともに褥瘡予防の基礎的な内容でしたが、改めて気づくこと、参考になったこともあったようです。
これからも「褥瘡予防」に努め、入居者様が安全に快適に過ごせる施設づくりをしていきましょう!

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