スタッフブログ

サンタハウス弘前公園の避難訓練

2020.11.26 - []

11月25日(水)、サンタハウス弘前公園で避難訓練が実施されました。
今回は、3階の入居者様の住居から出火したと想定して行われました。

3階入居者様がナースコールで事務室に助けを求めています。

通報を受けた職員が階段をダッシュ!
お部屋の中で火があがっているのを確認、非常ベルを鳴らし、消火器で初期消火を試みましたが火が消えなかったため、入居者様の避難誘導を行います。

応援職員もかけつけ、まず元気な人から避難を始めます。歩ける方は階段を下りていただきました。
入居者様は元気な方が多いですが、それでも階段はちょっと大変そうです。

住民全員が無事に避難できました。講評では、住民より「エレベーターが使えないのはなぜ?」という質問があり、阿保施設長より「火災時はエレベーターが近くの階で止まるようになっており、結局階段を使うことになります。それに、階と階の途中で止まってしまったら避難にもっと時間がかかります。階段で避難する訓練は大事ですよ」ということです。1階に運動施設がありますので、普段から体力をつけて、あわてず自分の力で逃げられるようにしておくといいですね。

職員はここで、車いすの入居者様を階段から避難する訓練を行いました。
後ろ向きで車椅子のままおろしていきます。車いすの入居者様役は、JICA海外協力隊訓練生の壱岐さん。車椅子に乗った瞬間から「ちょっと怖いね」と言っていましたが階段を前にしたとたん、ヘルメットを装着。運ぶ方も男手3名ですが、初めてなのでかなりおそるおそる降ろしていました。

そして無事に玄関前に到着…「すごい冷や汗だ。ヘルメットが冷たい」と壱岐さん。車いすで避難するということは車いすの方も避難を手伝う方も、両方かなり神経を削り大変である、ということがわかりました。
今回初めて車いすを階段で降ろしてみましたが、階段の幅が狭く、安全に運べないということもわかりましたので、車いすのまま避難するよりも担架か、誰かがかつぐか?というところを検討する余地がありそうです。次回訓練に生かしたい課題となりました。

最後に初期消火訓練をして避難訓練は終了です。
JICAの方々は手際が良すぎて写真を撮る間がなく。さすが手慣れています。
入居者様へは、職員が手取り足取り、消火器の使い方をレクチャーしました。

非常階段のカギの開け方や消火器操作など、たまに使う所をこの訓練で思い出していただけたでしょうか。いざという時に、あわてず動けるよう、職員も手順を確認しながら訓練ができました。入居者様、またいつも利用されている皆様、ご協力いただきありがとうございました。

Translate »