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令和2年度新規採用職員9ヶ月目研修

2020.12.1 - []

11月27日(金)、4月に入職した職員を対象に9ヶ月研修を行いました。講師は、職員総合教育研修室の柳田一男室長です。

今日のテーマは「職業倫理とは~より良い介護を目指して~」です。日本看護協会では「私たちが社会の中で何らかの行為をするときに、『これは善いことか、正しいことか』と判断する際の根拠を、『倫理』という」としています。映像資料を見ながら社会的倫理、介護現場での倫理について考えました。

まずは「バイトテロ」と呼ばれる映像を見て、感想を発表し合いました。「ありえない」「常識が無い」「許せない」との意見が出ました。このような意見が出てくるのは、倫理観をもって見ているからです。

次に、とある介護現場での映像を見ました。何が虐待にあたるのか、虐待を防ぐためには何が必要なのかに気付くための映像資料です。視聴した後に、各場面を振り返り「どこが不適切、好ましくないケアにあたるか」を考えました。例えば、入居者を「○○ちゃん」と呼ぶ、自分で食事をしている入居者のペースが進まないからとご飯とおかずを職員が勝手に混ぜて介助する、日中眠くて自室に戻る入居者を強引にリビングに連れていくなど様々な不適切ケアを発見し、発表していました。どれも人生の先輩にあたる高齢者の方を軽んじ、その人のしたいことや考えを無視した尊厳を傷つけるような対応です。

最後に、今回の研修を振り返って、感じたことを発表しました。
「職員の立場ではなく、利用者様・入居者様の立場に立ち、理解することが大切だと思った」「業務優先ではなく、利用者一人ひとりに寄り添うことが必要だと思った」「職員の仕事のしやすさではなく、利用者様・入居者様が安心する方法で仕事をしようと思った」と意見が出ました。

「利用者様・入居者様が何のためにサンタハウス弘前を選び、利用しているかを考えましょう。みなさん自分らしい生活をするために施設を利用しています。自分が嫌に思ったことはやらない。コロナ禍で大変な時ですが、みなさんが安心して生活できる施設環境と職場づくりに努めてください。」と柳田室長からの激励の言葉で終わりました。

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