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海外協力隊訓練生ひろさき暮らし発表会

2021.2.3 - []

1月30日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で「海外協力隊訓練生ひろさき暮らし発表会」を開催しました。

本来、海外協力隊訓練生は日本国内で合同訓練を行った後に、開発途上国へ赴任します。ところが、昨年からコロナ禍により海外への派遣はもちろん、派遣前の訓練所における合同訓練もできない状況となりました。そこで、志願した訓練生の一部が「特別派遣前訓練」という形で国内約20の地域に派遣されました。

昨年9月から弘前市で訓練活動をしてきた壹岐さんと、12月から弘前市での訓練に参加となった谷さんが、2月3日で訓練期間を終了するにあたり、弘前市での活動内容の報告やこれからの抱負を発表しました。

谷さんは4月から派遣前の合同訓練を受けることが決まっており、早ければ6月下旬にもラオスへ赴任し、教員を目指す学生さんに物理の実験を教える予定です。
滞在中、谷さんは津軽の人が正月に「一代様」にお参りに行く風習や温泉が好きな気質に興味をもち、サンタハウス弘前公園の職員や入居者様から情報を集め、実際に行っていました。また、支援活動のひとつとして、教員の経験や知識を活かし、理科実験を子どもたちに披露しました。これらの経験は、実際に海外協力隊として赴任した際、自身で情報を集め、実行することや派遣先での活動内容に通じています。「弘前の魅力とは何かをいつも考えることで、弘前を身近に感じ、好きになっていきました。派遣先でも肯定的に魅力を探り、好きになっていきたいです。主な任務は理科を現地で教えることですが、自身の聾学校での経験や、サンタハウス弘前公園での仕事を活かし、どんな活動ができるかも考えていきたいです。」と抱負を述べました。

JICA海外協力隊訓練生の谷です。
日本一短い会話だと思っていた津軽弁「どさ?」(どちらへ?)「ゆさ」(お風呂に)は、知っていましたが、津軽にこんなに温泉があることは知りませんでした。
実にインパクト大な温泉を2つ紹介します。
その1.これ…

サンタハウス弘前公園さんの投稿 2021年1月18日月曜日

 

壹岐さんは、これまでのインスタグラムでの活動を振り返りました。9月にゼロから始めたサンタハウス弘前公園のインスタグラムは、今では投稿数が317件、フォロワーは729人となりました!一番多かった投稿は、食べ物についてでした。また、壹岐さんは弘前で見かけた雪囲いやマンホールなどに芸術性を感じオブジェとして投稿していました。「いいね」が227個と最も多かったのは田舎館村にある田さ恋むらで食べたプリンだったのには驚きです。

壹岐さんはじめ訓練生のみなさんが、インスタグラムを投稿する中で意識したのは、「女性になりきる」「その時のブーム」など、そして何より「弘前愛」だということです。

当日、会場のサンタハウス弘前公園には、広報などを見て興味をもち参加してくださった方の他に、二人が活動の中で知り合った方や共に過ごした入居者様も来場し、発表会終了後には別れを惜しむ場面も。二人が学習支援活動をしていたひろさきマミースクール「サタディくらぶ」の子どもたちからは寄せ書きが贈られました。

コロナ禍により、派遣どころか国内での合同訓練もできず、特別派遣前訓練という形で弘前へ派遣された海外協力隊訓練生のみなさん。そのような縁でやってきた弘前の魅力を発掘・発信し、さまざまな活動で弘前の人たちや団体とつながりを築き、さらに、その方たちとサンタハウス弘前公園とを橋渡ししてくださったことで、交流の輪が広がりました。とてもありがたいことです。

これまでの、海外協力隊訓練生の方々の活動は、こちらからご覧いただけます。

★サンタハウス弘前公園 フェイスブック

★サンタハウス弘前公園 インスタグラム

※写真はプライバシーに配慮し、一部加工のうえ掲載しています。

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