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津軽塗砥ぎ出し体験

2021.2.15 - []

2月13日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で「津軽塗砥ぎ出し体験」を開催しました。講師は、工房まる一(まるいち)代表の工藤広一(ひろいち)さんです。

津軽塗の成立は江戸時代中期とされており、「津軽塗」という名前で呼ばれるようになったのは明治時代といわれています。歴史がありますね。40数回の工程を2ヶ月以上の日数を費やして仕上げられます。

今回の体験は、津軽塗の工程のうち「仕上げ」作業を体験しました。あらかじめ漆が塗られた小物を紙やすりに水をつけてみがき、津軽塗独特の模様を出します。木のスプーン、スコップ型のスプーン、ブローチ、麻雀パイの中から好きなものを選び、自分でみがいて仕上げたものはそのまま持ち帰ることができます。「今日の服にも合いそう」「ひもを通してネックレスにするのもいいね」とブローチを選ぶ方が多かったです。

みなさん「みがく時の力加減が分からない」としばらく恐る恐るみがいていましたが、だんだん模様が出てくるとノリノリになり「見て見て!」「いい感じじゃない?」とおしゃべりしながら楽しんでいました。模様が出ると、講師の工藤さんに仕上がりをチェックしてもらいます。指でなでた時に、凸凹を感じず、スベスベだとOKです。

早めに完成し、もう一つ追加で製作を体験する参加者もいれば、まだ完成していない人に「円を描くようにみがけば良いのよ」とアドバイスする人もいましたよ。

終了後、「奥が深いと思った」「思ったより大変な作業だった」「貴重な体験ができた」「楽しかった」という感想をいただけました。「次は津軽塗のテーブルの砥ぎ出しに挑戦しようかな(^.^)」なんて言う人も。
ちょっと指先は疲れたようですが、みなさん楽しいひと時を過ごせたようです。

※写真はプライバシーに配慮し、一部加工のうえ掲載しています。

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