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高齢者住宅セミナー『住み替えは終活だ』

2021.5.5 - []

4月24日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で高齢者住宅セミナーを開催しました。弘前市民など12名が参加しました。講師は、サンタハウス弘前公園の阿保施設長です。

今回は「季節に合わせて衣替えをするように、人生の段階・自身の心身の状態に合わせて住まいを変えて、高齢期を豊かに過ごしましょう」というお話。

阿保施設長は、人生100年時代の今、老後を2つの段階に分けて考え、自立生活可能で自由な老後を謳歌する段階を「人生の実りの秋」、介護や医療を必要とする段階を「冬」と例えました。
そして、その2つの段階で、それぞれに合った「住まい」の形態があるとして、高齢者住宅と介護施設について特徴と違いを説明しました。

高齢者住宅は、自立生活可能な居室設備が整っており、何より生活の自由度が高い! 元気な状態から入居でき、安否確認と生活相談の基本的な見守りサービスがあるので自宅より安心して暮らせます。介護が必要な時は、外部サービスを別途契約することで、生活の継続が可能です。ただし、常時介護の状態になると、自宅での生活は容易ではない場合があります。
一方、介護施設は、介護や医療的な体制は十分に整っています。看取りまでお任せできる「終の棲家」のイメージが当てはまるのが介護施設です。それゆえに入るには条件があり、元気な状態では入れないのがほとんど。入れたとしても生活の自由度が低く、また周囲の入居者は寝たきりや認知症の方が多いので、元気な方にとっては必ずしも快適な環境とはいえません。

「住み替えは1回で済ませたい、と誰もが考えると思いますが、秋物で真冬まで過ごそうとしても寒くてこごえます。残暑の季節に冬服を着込んだら暑苦しくてたまりません。季節に合わせて衣替えするように、元気な高齢期と介護が必要な時期とで、それぞれに合った住まいに2段階で住み替えるのが、結局一番『あずましく』暮らす秘訣です」と阿保施設長は提案しました。

また、自宅から高齢者住宅に住み替えることには、メリットがあります。
1つ目には、高齢者住宅に住み替えることで、家・荷物・衣服など、さまざまなモノを整理することになります。つまり、断捨離です。断捨離は元気なときでも大変な労力を要しますが、言い換えれば要介護になってからではもう自力ではできないということです。住み替えというきっかけによって、断捨離を実行すると、不安がひとつ解消します。これは、実際にサンタハウス弘前公園に入居されている先輩方が口をそろえて言っていることなのだそうです。

2つ目に、自由に暮らすだけなら自宅に居続けてもいいのですが、やはり、何かあったときに対応してくれるスタッフの存在は大きいです。特に、家族が遠方にいたり、高齢であったりする場合は、緊急時に助けを呼べるのと呼べないのでは天地の差があります。

3つ目に、いざ介護が必要になった時に、高齢者住宅に住んでいれば、スタッフがうまく調整してくれることです。サンタハウス弘前公園の場合、介護体制が厚い施設を系列にもつので、仮に介護施設への移行が必要な時も、スムーズに移れるから安心です。

このように、元気なうちに自立対応の高齢者住宅に住み替えることで、介護を予防し、自由で豊かに暮らすことができます。そして本当に介護が必要になった時、自身の状態に合った介護施設に入居する…それが、高齢者住宅と介護施設のスマートな利用法と言えます。

高齢者住宅と介護施設の違いをもっと詳しく知りたい方は、サンタハウス弘前公園にお問い合わせください。見学も大歓迎!

お問い合わせ 電話0172-88-7707

セミナーの後は実際にサンタハウス弘前公園の居室を見学しました。
「窓を閉めると本当に静かね」「キッチンや廊下はこんなに広ければ十分ね」「わぁ、旧図書館がこんな近くに見える」と驚いた様子。

今回は特別に、屋上へも行きました。岩木山や弘前公園外堀の桜の様子を見て感動していましたよ。

見学を終えて、参加者のみなさまはサンタハウス弘前公園の立地や設備に感動した様子。セミナーを通して、高齢者住宅に住み替えるメリットや、これまで漠然と考えていた終活についても少し具体的に感じられたようです。

※写真はプライバシーに配慮し、一部加工のうえ掲載しています。

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