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気仙沼青年会議所様と交流会【日本財団助成】

2021.12.10 - []

サンタハウス弘前は、東日本大震災後、被災した地域にある施設に入所が困難な高齢者を受け入れています。この10年間の活動で、延べ200名がサンタハウス弘前に避難入所し、現在も50名が暮らしています。
避難された方の中で宮城県気仙沼市からの入居者様が一番多く、延べ76名、現在も24名が入所中です。
当法人の被災地支援活動についてはこちらをご覧ください。

気仙沼市からの入居者様が地元を思い出すようなイベントができないかなぁと、一般社団法人 気仙沼青年会議所に打診したところ、快く引き受けてくださり、12月9日(木)、zoomを使って交流会が開催されました。

気仙沼青年会議所の廣野一誠理事長はじめ、メンバーの斎藤大悟副理事長、菅原健浩様と、気仙沼市移住・定住センターMINATOの加藤航也センター長の、4名が交流会に参加してくださいました。
(写真上段左から加藤氏、サンタハウス弘前入居者様、斎藤氏、下段左から菅原氏、廣野氏)

入居者様全員が廣野氏のひいおじいさん(廣野善兵衛元市長)をよくご存知で、「そういえばよく似てる」ととても親近感が湧いた様子。
また、自己紹介でお勤めの会社も説明があり「ああ知ってる!」と、入居者様が地元のことを思い出しながら合いの手を入れていました。

最初に、菅原様が2019年に行われた「みなとまつり」の動画を見せてくださいました。
動画を見て「昔、太鼓たたいて出たなぁ」とポツリとつぶやく入居者様。

世間話が主となった交流会ですが、「震災後は空き地が今も多いですが、新しく公民館ができました。あと、市立病院が山の上に新しくできましたよ」「あのスーパーがなくなって、別のスーパーになりました」と頻繁に情報交換がなされました。
「猪苗代病院がこの間11月いっぱいで閉院して…」という話題では、「じゃああの先生はどうなったの?」と顔見知りの方の行方について、地元の人からのリアルな情報を知りたがり、興味が次々湧いてきます。

名残惜しいですが約40分、話が尽きず盛り上がった交流会でした。
「楽しかった。みんなイケメンだった」「震災のあとは大変だったけど、よそから来て頑張ってる人もいるんだねぇ」「まるで気仙沼に帰ったみたいな気持ちになった」「かねせんの蒲鉾(斎藤様の会社)が食べたくなった」
…と、こんなに感想が出る交流会もなかなかないですね。楽しんでもらえてよかったです。

協力くださった気仙沼青年会議所の廣野理事長はじめメンバーの皆様、気仙沼市移住・定住センターの加藤様、誠にありがとうございました。
※この交流会は、日本財団の2021年度助成事業の助成を受け、「岩手県・宮城県から避難入所した要介護高齢者の帰郷支援事業」の一環で実施されました。

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