研修★メンタルケア
2021.12.18 - [セミナー・研修]
12月14日(火)、全事業所の職員を対象にメンタルケアに関する研修を行いました。講師は職員総合教育研修室 室員の福原智子さんです。
今回は「心の健康の保ち方」をテーマにセルフケアの方法について学びました。私たちの生活からストレスが消えることはありません。自分はどんなことにストレスを感じやすいかを知り、ストレスに強い自分になるためのセルフケアです。
まずは、自分を知るためにエゴグラムを行いました。
人には誰にでも3つの自我状態、P(ペアレントの頭文字)「親の自我状態」、A(アダルトの頭文字)「大人の自我状態」、C(チャイルドの頭文字)「子の自我状態」があるとされています。さらに、親の自我状態は「厳しい私」「優しい私」に分類され、子の自我状態は「自由な私」「順応した私」に分類されます。
エゴグラムとは性格診断の一つで、5つの自我状態を分析し、折れ線グラフに表したものです。自分はどの自我が高いか・低いかを知り、グラフの形状から性格の傾向を把握することができます。
厳しい私(CP)・・・正義感が強く理想に燃える父親のような自我状態。
優しい私(NP)・・・親切で面倒見が良い母親のような自我状態。
冷静な私(A)・・・事実に基づいて、冷静かつ客観的に判断・検討する自我状態。
自由な私(FC)・・・自分の欲求・感情に従って行動する天真爛漫な子どものような自我状態。
順応した私(AC)・・・自分の感情を抑えて他人によく思われようとする子どもの自我状態。
例えば、グラフの形状がへの字になっている「自他肯定型」の人は周囲から信頼され、自身はストレスがたまりにくいタイプなので、人間関係においては理想的とされています。
参加した職員の結果を見ると十人十色。W型、M型、逆への字など様々で、みなさん自分の性格を客観的に理解した様子です。
エゴグラムの結果に良し悪しはなく、自分のことを知るためのものです。自分の性格を知り、自分がもっていない部分の自我を補おうと取り組むことで、成長することができ、ストレスをためにくくなります。
今回の結果を活かし、自分でケアしながら心の健康を保っていきましょう。