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安全対策体制加算対応研修報告会

2022.10.7 - []

令和3年度の介護報酬改定の中で、介護保険施設におけるリスクマネジメントの強化がなされました。

以前から、
・事故発生防止のための指針の整備
・事故が発生した場合等における報告とその分析を通じた改善策を従業者に周知徹底する体制の整備
・事故発生防止のための委員会及び従業者に対する研修の定期的な実施
について措置を講じなければならないとしていましたが、新たに安全対策担当者の設置が義務付けられました。

外部の研修を受けた担当者が配置され、施設内に安全対策部門を設置し組織的に安全対策を実施する体制が整備されていることが加算の算定要件となっています。逆に、運営基準における事故防止のための措置が講じられていない場合は、安全管理体制未実施減算となります。

報告会は所定の外部研修を受講した、介護老人保健施設 サンタハウス弘前でユニットリーダーを務める中嶋さんにより、8月15日(月)、16日(火)、9月1日(木)、2日(金)の4日間で、各事業所の全職員を対象に行われました。

報告会の中で、中嶋さんは安全対策について以下のように述べました。

【組織ですべきこと】
現場からの事故報告やヒヤリハット、入居者ご家族からの苦情を活かし、PDCAサイクルを繰り返すことで、様々なリスクを未然に防止し、リスクが生じた場合に適切な行動をとれるよう備えておくことが重要。

【職員がすべきこと】
現在の状況に満足することなく、日々の業務においても一人ひとりの職員が自律的にケアの質の向上を目指す。

また、中嶋さんは研修の中で、具体的な介護事故予防のための対策や、ユニット型施設での事故防止のための取り組みについても紹介しました。

入居者様が落ち着いて安全に過ごせる環境づくりのためにも、基本に沿ったケアの大切さと、安全管理体制強化の重要性を感じた報告会でした。

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