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弘前市民の健康寿命延伸を目指して ~サンタハウス弘前公園で簡易型QOL健診実施~

2022.11.19 - []

11月12日(土)、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)で簡易型QOL健診を実施しました。
サンタハウス弘前公園でスタートしたこの事業は、弘前豊徳会と弘前市が「ひろさき地方創生パートナー企業」の協定を結び、協働して市民の健康寿命延伸に取り組むものです。公募で集まった65歳以上の弘前市民53人が簡易型QOL健診を受診し、自身の健康状態を把握、今後の目標を設定し、サンタハウス弘前公園や弘前市が実施している運動教室で運動し、3月に再度健診を受け成果を確認します。

簡易型QOL健診は弘前大学と青森県医師会健やか力推進センター協力のもと実施しました。
血圧、体組成の測定。

推定野菜摂取量は、機械に手のひらをあてるだけで測定できます!

ツーステップテスト、立ち上がりテストでロコモ度を測定しました。

健診終了後、弘前大学大学院医学研究科の中路重之特任教授から健康寿命延伸についてのお話がありました。
中路特任教授によると、病気になるまでの全体の流れを知識としてしっかり把握しておくことが大切なのだそうです。メタボリックシンドローム(内科的な健康状態の悪化)とロコモティブシンドローム(整形外科的な健康状態の悪化)の流れについて説明し、これらの起源には生活習慣の乱れ(運動不足、偏った食生活、多量飲酒、睡眠不足など)があること、生活習慣を整えることの大切さについて述べられました。
「知識が人を助けます。病気になるまでの流れを覚えておきながら、楽しく健康づくりをしましょう」と中路特任教授。

参加者には、事前問診と今回の測定結果をもとに作られた「あなたの健やか力UPシート」と体組成の測定結果が配布されます。弘前大学大学院医学研究科QOL推進医学講座の植村望助教からはそれぞれの見方について説明がありました。

説明の後、植村助教からスタンダードな健康づくりについてお話がありました。食事、運動、睡眠、口腔ケアにバランス良く取り組むこと、禁煙にチャレンジすること、お酒は適量にすることが大切なのだそうです。

参加者は健診の結果を見ながら先生方に積極的に質問し、これからの食生活や運動の参考にしているようでした。今後はサンタハウス弘前公園のほか、弘前市が実施している運動教室で運動し、健康づくりに取り組みます。さて、3月の簡易型QOL健診の結果はどのようになっているでしょうか。

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています。

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