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大学生が入居者様、地域の方を対象にイベントを開催!

2022.12.29 - []

今年、サンタハウス弘前公園(弘前市元大工町)は、「まちなかキャンパス」の受入先となっており、弘前大学医学部医学科、弘前医療福祉大学保健学部医療技術学科、弘前学院大学社会福祉学部社会福祉学科の学生が、サンタハウス弘前公園の入居者や地域の方の交流の場をプロデュースしています。

大学生は約1ヶ月で、ヒアリングからはじめ情報整理・事例調査を経て企画立案し、10月下旬に企画発表会を行いました。(企画発表会の様子はこちら☞大学生がサンタハウス弘前公園のイベントを企画 | 弘前豊徳会 (houtokukai.org)
その後も、どうしたら楽しんでいただけるか、このプロジェクトの意義などを話し合い、まずはサンタハウス弘前公園の入居者だけに限定し、お試し的な感覚でのイベントの開催までたどり着きました。

イベントは、12月18日(土)に「ヘルスネットワークプロジェクト~大学生との交流で、心も体も健康に~」というタイトルで開催され、サンタハウス弘前公園の入居者6名と地域の方2名が参加しました。施設の1階にあるジムマシンを体験する班と、多世代トーク「人生語り場」と題して大学生と語り合う班とに分かれて行われました。

ジムマシン体験は、大学生が使い方を教えます。「まだジムマシンを使用したことがない」という入居者が参加し、興味があるものから順に体験していきました。

運動中や休憩時の大学生との会話も楽しんでいらっしゃる様子でした。

多世代トーク「人生語り場」では、6人ずつ2つのテーブルに分かれて語り合いました。はじめは、誰かが話を切り出すのを待つ様子が見られましたが、大学生が「実はこんなことがあって…」と話すと「なるほどー」「そういう時はねー」とみなさん話し始めました。

1つ目のテーマは、「なんで嘘をついてはいけないんだろう?」です。参加者からは、「嘘をつくと嘘が重なっていく連鎖が怖いのよ」「大人になってからの嘘は、信頼を失ってしまうんだよ」「いい嘘とかいうけど『嘘』っていう言葉が良くない。いい嘘でなくて『気づかい』って言えばいいのに」と様々な考え方が出ました。

2つ目のテーマは、「つらいことは我慢しても経験した方がいい?」です。「経験はした方が良いけど、つらいことは我慢しなくていいよ。我慢するんじゃなく、解決方法を見つけるのよ」「時間が解決することもあるから、『なんとかなる』ってプラス思考で行かなきゃ!」「はたから見ると『つらそう』かもしれないけど、やってる本人は夢中でだからそうでもないこともあるよね」「乗り越えてしまうと案外そうでもなかったりする」「心で悩んで顔で笑うのよ」と人生の先輩たちからは、たくさんのアドバイスや格言が飛び出しました。まるで学生の人生相談に答えているかのようです。

最後に、参加者から大学生へ「学生時代に討論していたのを思い出して楽しかったよ」「いろいろな話を聞いてパワーをもらいました。大学生のみなさんに出会えてよかった」「大学生の3年間と私たちの3年間は早さが違う。もっと、このような場があればいい」と感想が伝えられました。

イベント終了後、さっそく反省会をする大学生。語り合いの班では進行に難しさを感じ、どうやって話を切り替えていくか、お互いのテーブルの話の内容も知りたかったなど課題を見つけたようです。

今回の課題をふまえてブラッシュアップしたイベントが1月14日(土)にサンタハウス弘前公園で開催されます。
イベントの詳細は市役所のホームページからご覧いただけます☟
【1/14開催】多世代トーク&トレーニングマシン無料開放(サンタハウス弘前公園) (city.hirosaki.aomori.jp)
「20代になったら(戻れたら)何したい?」「愛とお金について」といったテーマで、大学生(若い世代)とのトークを楽しみ、同じ世代でも考え方の違いを知ることで新しい発見があるかもしれません。また、トレーニングマシンを無料開放し大学生が使い方を教えてくれます。参加は無料です! お申し込みはサンタハウス弘前公園(☎0172-88-7707)まで。

※プライバシーに配慮し、写真を加工して掲載しています。

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