口腔衛生管理研修を実施しました
2025.2.17 - [セミナー・研修]
令和6年4月から、施設系サービスにおける、入所者の口腔衛生管理が義務化されました。その中で「歯科医師または歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が介護職員へ、口腔衛生の管理体制に係る技術的助言及び指導を年2回以上行う」とされています。
2月10日(月)、一般社団法人 青森県歯科衛生士会から、副会長の阿保ひとみ氏(写真右側)と歯科衛生士の相馬美智子氏(写真左側)を講師にお迎えし、研修を実施しました。10月に続き2回目の開催です。
まずは、口腔健康管理の目的と、ケアをしていくうえでの管理体制や入所者の口腔健康状態の評価方法について理解を深めました。
ケアの管理体制を整備するうえで大切なこととして、介護職員をはじめ入居者様に関わる職種が同じ指標で口腔の健康状態の評価ができることをあげ、厚生労働省が公開している「口腔の健康状態の評価及び情報共有書」や口腔内の状況把握をするための指標「OHAT」を紹介しました。
次に、口腔ケアの手順について、用具や使い方の説明を交えながらお話しいただきました。
ケアをする際、突然口に触れると相手は不安を感じるということで、ケアを始める前の声かけや意識確認の大切さも学びました。
入居者様に用具を使用する前に、介護職員自身が使用してみることも大切ということで、実際にスポンジブラシや保湿剤、開口器などの使い心地も確かめていました。
参加した職員は、「このような入居者様にはどのようなケアをしたらよいか」と用具の選び方や口腔ケアをする時に気を付ける点などを質問し、アドバイスをじっくり聞くことができました。
阿保さま、相馬さま、ありがとうございました。