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研修★腰痛予防

2022.7.1 - []

6月22日(水)・23日(木)の2日間、各事業所の全職員を対象に「腰痛予防」をテーマに研修を行いました。講師は、介護老人保健施設 サンタハウス弘前の作業療法士 澤田なほこさんです。

腰痛には、椎間板ヘルニアや脊柱狭窄症のように原因が特定できる「特異的腰痛」とレントゲンやMRIで検査をしても原因が分からない「非特異的腰痛」があり、腰痛を訴える人の大半は非特異的腰痛とされています。
腰は、骨盤も含め筋肉や靭帯などの様々な組織があり、神経も多い部位なのでどこかに炎症が起きると痛みが出やすいとされています。また、背骨の一部である腰椎(腰のあたり)は体の曲げ伸ばしなどの大きな動作を担っている場所で、しなやかに動けるように構造的には弱くできているため、故障が起こりやすいのだそうです。

非特異的腰痛は痛み方や場所で大きく4種類に分けられます。
1.筋性腰痛…肉体労働やデスクワークなどで特定の箇所の筋肉を酷使した時に発生する腰痛。
2.前屈腰痛(椎間板性腰痛)…背筋が弱い人に多く、前かがみになった時に痛みを感じる腰痛。
3.のけぞり腰痛(椎間関節性腰痛)…反り腰の人や女性に多く、のけぞった時に腰に痛みを感じる腰痛。
4.お尻腰痛(仙腸関節性腰痛)…体をねじったり重い物を持ったりした時、腰と尾てい骨の間、仙骨の付け根あたりが痛む腰痛。

研修では、腰痛を予防するためのストレッチもしました。
自分の身体の具合に合わせて加減を調整することができるストレッチです。胸や背中、わき腹、腰まわり、太ももなどの筋肉をまんべんなく動かしてほぐしました。一通り終わったころには体が温まり、リフレッシュできたように感じます。

澤田さんによると、腹筋と背筋のバランスや、両脇の筋肉のバランスが崩れると腰痛につながるそうです。今回学んだストレッチを活かし、腰痛予防をしながら仕事に励みたいですね。

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